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新春恒例の「講書始の儀」&「歌会始の儀」の件

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天皇、皇后両陛下が年頭に学界の第一人者から講義を受けられる恒例の「講書始(こうしょはじめ)の儀」が14日、皇居・宮殿「松の間」で行われたそうです。秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方がご陪席。上皇ご夫妻は出席されませんでした。
 
進講者は奈良大学の東野治之(とうのはるゆき)名誉教授(73)ら3人。「遣唐使に見る日本の対外交流」と題した東野氏の講義に、両陛下は熱心に耳を傾けられたそうです。
 
ほかの進講者とテーマは、一橋大学の斎藤修名誉教授(73)の「歴史のなかの工業化」、東北大学の長谷川昭名誉教授(74)の「沈み込み帯の地震の発生メカニズムと火山の成因」。
 
講書始の儀は、学問奨励のため、明治時代に始まった「御講釈始(ごこうしゃくはじめ)」が由来とされています。昭和28年から現在の形式になり、人文科学、社会科学、自然科学の各分野の研究者が進講者となっているということです。

 

 

 

 

 

 

 

雅子さまは「歌会始の儀」は17年ぶりだそうです叫び

 

 

 

 

 

 

 

 

令和で初めてとなる新春恒例の「歌会始の儀」が十六日、皇居・宮殿「松の間」で開かれた。天皇、皇后両陛下や皇族、一般の入選者らの歌が、独特の節回しで披露されたそうです。今回の題は「望」。両陛下の歌には、若い世代への思いが込められました。皇后さまは療養生活に入る前の二〇〇三年以来、十七年ぶりに出席されたそうです。


陛下は「学舎(まなびや)にひびかふ子らの弾む声さやけくあれとひたすら望む」と詠みました。昨年六月、都内の保育園を訪問。同十一月には長女愛子さまが通う学習院女子高等科の文化祭にも足を運んだそうです。そうした訪問の度に、子どもたちの将来が明るくあってほしいと願う気持ちを歌にしました。

皇后さまは「災ひより立ち上がらむとする人に若きらの力希望もたらす」。これまで訪れた自然災害の被災地での若いボランティアの活躍を頼もしく思う気持ちを表現したそうです。昨年末には台風19号などで被災した宮城県と福島県を陛下と訪問。高校生ボランティアとも会話を交わしていました。

皇嗣(こうし)秋篠宮さまは、かつて昭和天皇に誘われて、那須御用邸の屋上から星空を見た時の心情をつづったそうです。紀子さまは東日本大震災の復興状況の視察などで訪問した岩手県釜石市で見た、子どもたちが育てたヒマワリの鉢を題材にしました。今年まで結婚関連行事が延期されている長女眞子さまは「望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな」と、月の伝承を取り上げ、豊かな想像力を持ち続けることへの憧れを表現したそうです。

一般応募の選考対象は一万五千三百二十四首。儀式には、一般の入選者十人も招かれました。陛下が特別に招いて歌を披露する召人(めしうど)は歌人栗木京子さん(65)が務めたそうです。

安倍晋三首相や各界の代表者のほか、新元号「令和」の考案者、中西進元大阪女子大学長も傍聴したということです。

 
 ▽天皇陛下
 学舎(まなびや)にひびかふ子らの弾む声さやけくあれとひたすら望む

 ▽皇后さま
 災ひより立ち上がらむとする人に若きらの力希望もたらす

 ▽皇嗣秋篠宮さま
 祖父宮(おほぢみや)と望みし那須の高処(たかど)より煌めく銀河に心躍らす

 ▽秋篠宮妃紀子さま
 高台に移れる校舎のきざはしに子らの咲かせし向日葵(ひまはり)望む

 ▽秋篠宮家長女眞子さま
 望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな

 ▽秋篠宮家次女佳子さま
 六年間歩きつづけし通学路三笠山(みかさやま)より望みてたどる

 ▽常陸宮妃華子さま
 ご即位の儀式に望みいにしへの装ひまとひ背(せ)なを正(ただ)せり

 ▽寛仁親王妃信子さま
 雪襞(ゆきひだ)をさやかに望む富士愛(め)でて平和な御代のはじまりにあふ

 ▽寛仁親王長女彬子さま
 言の葉のたゆたふ湖の水際から漕ぎ出ださむと望月の舟

 ▽高円宮妃久子さま
 サッカーに関はりたれば五輪への出場国をひた待ち望む

 ▽高円宮家長女承子さま
 初めての展望台にはしやぐ子の父母とつなぎあふ小さな両手
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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