現地時間14日に行なわれた準々決勝セカンドレグで、イングランドのリヴァプールがドイツのドルトムントに大逆転勝利を収め、大きな話題を読んだヨーロッパリーグ(以下EL)。
英『デイリー・ミラー』紙は同日、今こそELはチャンピオンズリーグ(以下CL)の影から抜け出し、然るべきリスペクトを受けるべきだとコメント。
7つの理由をもとに、CLよりもELの方が魅力的だと伝えたそうです。
<以下は同紙が考える、ELが魅力的な7つの理由。>
1.CLという“ニンジン”
「もちろん、UEFAが野菜のセールスまで始めたわけではない。今年から、EL優勝チームには、翌シーズンのCLへの出場権が与えられる。その結果、今季は有力チームがELを二流の大会と考えず、本気で戦っている。ドルトムント、リヴァプール、マンチェスターU、トッテナム……。そう、大事なのはいつだって金だ」
2.CLよりも予想がつかない
「来季CL準々決勝の顔ぶれを予想してみよう。極めて高い確率で、バルセロナ、レアル・マドリー、バイエルン、パリSGがいるはず(そしてアーセナルが、このどれかに負けてベスト16敗退となっているはず)だ。つまらない。
これがELだったら? 予想はずっと難しい。ドニプロ・ドニプロペトロフスクが昨季ファイナリストになるなど、誰が予想できただろう。今季のブラガ、ビリャレアル、スパルタ・プラハだってそうだ。来季の準々決勝進出チームはどこか。考えるだけでワクワクするではないか」
3.サッカーの知識が深まる
「バルセロナの華麗な攻撃、バイエルンのクオリティ、欧州カップ戦におけるレアルの輝かしい歴史。そんなのもう知り尽くされている。
しかしスパルタ・プラハ、アスレティック・ビルバオ、アウクスブルクの試合を見れば、知識の幅が広がる。それを可能にしてくれるのはELだけだ。欧州のそれほどエリートではないクラブについて知る機会を与えてくれるのはこの大会だけだ」
4.試合数
「サッカーが見足りない? そんな時はELだ。今季の試合数は全部で196。それに比べてCLはたったの118試合。哀れなものだ」
5.遠征の楽しみ
「かつては、欧州のディープな場所、見知らぬ土地の隅々までチームを追っていくことに、ファンが不満を持つ時代もあった。しかし時代は変わった。
いまや、ファンはウィーンやリスボンのような素晴らしい街を訪れることができる。恐れ知らずの猛者なら、地図を広げてカザンやベオグラードをチェックするチャンスじゃないか。欧州の隅々まで、どこに行こうとあなたの思いのままだ」
6.誰もがスカウトになれる
「埋もれているダイヤの原石を発見しようじゃないか。8年前にそうしていれば、ディミトリ・パイェに唾を付けることもできたはずだ(注:当時パイェはサンテティエンヌでUEFAカップに参戦)。
そういう宝は、ガバラ対ディナモ・ミンスクのような試合に眠っているかもしれない。次世代のパイェ、ヌゴロ・カンテ、ジェイミー・ヴァーディがどこかに隠れているはずだ。きっと」
7.木曜が新たな金曜に
「木曜までくれば週末まであと1日、もう休みも同然だ。ドニプロが勝った? じゃあ乾杯だ! 木曜の夜(注:ELは現地木曜開催)に友人とビールを飲むのに、ELの試合以上にいい口実があるだろうか」
なるほどですね!
アーセナルのくだりが面白いですね