「キープ・アメリカ・グレート(米国を偉大なままにする)」。
トランプ米大統領がこんなスローガンの商標登録を特許商標局に申請していることが、分かったそうです。
再選が懸かる4年後の大統領選に向けて早くも動き始めた形です。
このフレーズは先の大統領選で使用した「メーク・アメリカ・グレート・アゲイン(米国を再び偉大にする)」をもじったもの。
就任式の2日前の1月18日に登録を申し入れたそうです。
大統領は就任直後から「次の8年間ですごいことをする」と語るなど、再選への意欲を隠していません。
ただ、「米国を偉大なままにする」というスローガンは「米国を再び偉大にした」と言えるようになっていることが前提。
大統領には就任早々、イスラム圏7カ国からの入国を禁じる大統領令をめぐって批判が強まっており、前途は多難だということです。
イスラム圏7カ国からの入国を禁止した問題で、トランプ米大統領は9日、大統領令の差し止めを支持した連邦高裁の判断を受けてツイッターに「法廷で会おう。国の安全保障が危機にひんしている」と投稿し、法廷闘争を継続する方針を明言したそうです。
米メディアによると、トランプ氏は記者団の前で、高裁判断を「政治的な決断」と批判しました。
その上で「われわれは法廷闘争で勝つ。とても容易にだ」と強調し、大統領令の復活を目指す考えを示したそうです。
一方、司法省の報道官は米メディアに対し、高裁判断を吟味し、対抗措置を検討すると語っています。
トランプ政権側は最高裁に上訴することが可能ですが、最高裁がどのように対応するかは不透明だということです。
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トランプ米大統領は10日、米国への入国制限について新たな大統領令を検討しているとの考えを示しました。
ワシントンからフロリダに向かう大統領専用機内で記者団に述べたそうです。
またホワイトハウス当局者は、最高裁への上訴は計画していないとの考えを示しました。
ただ「すべての選択肢を検討する」としています。
トランプ氏は、政権がその方向に向かうと決定すれば「来週13日か14日にも全く新しい大統領令を発令する可能性がある」と述べたそうです。
サンフランシスコの米連邦控訴裁判所(高裁)は9日、イスラム圏7カ国からの入国を禁じた大統領令を差し止めた地裁判断を支持するとの判断を示しているということです。
弾劾にかけられないかが心配ですね。。。
