ドイツの首都ベルリン中心部で19日、多くの人で混雑していたクリスマス市に連結式トラックが突っ込み、地元警察によると少なくとも12人が死亡、48人が負傷したそうです。
警察は、テロ攻撃の可能性があるとして調べを進めています。
現場は観光客でにぎわうベルリン西部のショッピング街クアフュルステンダムに近いブライトシャイト広場に設けられたクリスマス市。トラックが歩道に乗り上げました。
警察によると、トラックの運転手とみられる人物が身柄を拘束され、同乗者1人の死亡が確認されたそうです。
ベルリン警察がツイッターで発表したところでは、負傷した48人は病院で治療を受けており、重傷者も含まれるそうです。
そして、トラックの運転手を逮捕したものの、負傷した同乗者は死亡したと明らかにしました。
独DPA通信は治安当局筋の話として、トラックの運転手がアフガニスタンかパキスタンからの難民資格申請者で、今年2月にドイツに入国したと伝えました。
警察当局は「テロ攻撃だったかどうかを特定するため、捜査を行っている」と説明。
トマス・デメジエール内相は公共テレビに対し、「攻撃という言葉はまだ使いたくないが、そうであることを示す証拠が多数ある」と述べました。
トラックを保有する運送会社のポーランド人経営者の男性はAFPの取材に、19日午後から運転手と連絡が取れなくなっていると認めました。運転手は男性のいとこだということ。
会社の幹部は、運転手は37歳で、鉄鋼製品をイタリアからベルリンに運んでいたと話しているそうです。
米国は、「テロ攻撃」とみられるとし、ドイツへの支援を約束したということです。
ドイツ人は、本当にクリスマスマーケットを楽しみにしています。
もしテロだとしたら、許せない行為ですね!