韓国の朴槿恵大統領の親友が国政介入した疑惑を巡り、中国メディアが2人の親密ぶりなどを連日大きく伝えているそうです。
外国首脳のスキャンダルとしては異例の注目度で、背景には観光やテレビドラマを通じた韓国社会への関心の高まりや中国が警戒する地上配備型迎撃システムの導入を決めた朴大統領への反感がありそうです。
中国メディアは「閨蜜門(何でも話せる親友による疑惑)」と名付け、親友の崔順実容疑者が緊急逮捕された翌1日には中国各紙が1面に写真を掲載するなど大きく取り上げました。
上海紙「東方早報」は国際面全面で記事を展開し、崔容疑者が検察に出頭した際の混乱ぶりを詳細に報じたそうです。
朴政権が在韓米軍への導入を決めた地上配備型迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD=サード)ミサイル」を巡り、中国政府はメディアも動員して激しく反発。
その後の韓国での配備反対運動も繰り返し報じられています。
一方、訪韓中国人観光客は約600万人(2015年)に達し、韓国ドラマも人気を集めています。
今回の疑惑について、インターネットには「今年一番面白いドラマだ」との声もあり、中国メディアの記者は「(当局の)制限がかかる可能性が低く、読者の関心も高い。いいネタだ」と話しているということです。
今回の朴大統領のスキャンダルは韓流ドラマほど単純ではないかもですねImage may be NSFW.
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