いつもは真面目で大人しいのに、お酒が入ると気が大きくなり人が変わったようになる。・・・そんな人があなたの周りにもいるのではないでしょうか。
豪西オーストラリア州に住む、スティーブン・デヴィッドソンさんもそんな1人に違いありません。
というのも、彼はメモ1つとっても、しらふの時と酔っぱらった時とで、同一人物とは思えぬ豹変ぶりを見せています。
これは彼の友人がツイートしたもので、「昨夜飲みに行く前、友人が自分に宛てたメモが笑える」とあります。
これがメモの前半部分です。
『しらふの自分から酔っぱらった自分へ』
丁寧な字でこう書かれています。
”酔っぱらったスティーブへ 寝る前にペットボトルの水を1本飲むように。それから冷蔵庫のチキンをつまむこと。これで二日酔いのスティーブから感謝されるだろう。
しらふのスティーブより”
メモの横には水が置いてあり、普段の彼の几帳面さがうかがえます。
ですが、興味深いのはココからです。
こちらがメモの後半部分です。
これは、『酔っぱらった自分からしらふの自分への返信』です。
そこには、同じ人の筆跡とは思えぬ乱れた文字が並び、こう綴られています。
冒頭「しらふの」スティーブへと書くべきところを、「酔っ払いの」と書いてしまい訂正しているところをみると、彼は泥酔状態だったのでしょう。
”クソッ、しらふのスティーブ、俺は俺のやりたいようにするぜ。追伸、しらふのじゃなくて二日酔いのスティーブに伝えてくれ。クソ野郎ってな。”
スラングを多用し、内容も反抗的と言ったらありません。
しかも宛名を2度も間違えています。
「30を過ぎて二日酔いがひどくなる一方なので、今回初めてしらふの時に、酔っぱらうであろう自分にメモを残したんだ」と、スティーブンさんはデイリー・ミラー紙の取材に答えています。
「でも、僕は酔っぱらうとへそを曲げてしまうので、“俺にあれこれ指図するな”ってことを一筆残したくなった」とか。
そう思い書き始めたものの、次第に誰が誰に対して文句を言っているのかわからなくなってしまったということ。
くだんのメモは多くの海外メディアでも取り上げられ、「ウケる」「天才的なアイデアだ」「彼は私のソウルメイト」「しらふのスティーブが“酒を飲むな”って書いたら?」など、人々の笑いを誘っているということです。
二重人格を扱った小説で、主となるほうの一人が、もう一人の自分に手紙を書くというのがありましたよね!
『しらふの自分から酔っぱらった自分へ』