今年没後100年を迎える文豪、夏目漱石の英国留学中の足跡を伝える「ロンドン漱石記念館」が28日、32年の歴史に幕を下ろします。
作家の司馬遼太郎氏や遠藤周作氏ら著名人も来館し、数多くのファンに愛されてきました。
私財を投じて記念館を開き、運営してきた館長の恒松郁生さんは「閉めるのは重いが、これが自分の責任」と名残惜しそうに話したそうです。
記念館は、漱石の英国での5カ所目の下宿先の向かいにあります。
館内は漱石が国費留学生として英国で過ごした1900年からの2年間をたどる展示物で埋め尽くされているそうです。
恒松さんは現在、熊本で崇城大学の教授を務めています。
定年に合わせ来年9月に閉館する予定でしたが、英国の欧州連合(EU)離脱で不動産市場の先行きが不透明になり1年早めたということです。
残念ですね。。。