東京大と京都大のチームは22日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って人の耳の軟骨を作製することに成功したことを明らかにしたそうです。
iPS細胞を使った立体的な軟骨の作製は初めてということ。
チームは、人のiPS細胞を軟骨組織に変化するように培養。
できた軟骨細胞をたくさんの小さな球状の塊にして、直径約3ミリのプラスチックのチューブ3本に詰め、耳の形に組み合わせて軟骨組織にしたそうです。
これをラットの背中に移植すると2カ月ほどでチューブが溶け、約5センチの耳の形になることを確認できたということ。
チームは生まれつき耳がないか、耳が小さい患者の治療に役立てたいとしており、5年後をめどに軟骨組織を移植する人への臨床研究を実施する予定だということです。
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