クロアチア代表のMFイバン・ペリシッチの、クロアチアユニホームをあしらった衝撃の“紅白ヘア”は同国初の国際大会優勝にはつながりませんでした。
決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦を前に、側頭部をクロアチアカラーに染める斬新な髪形で世界の注目を浴びましたが、チームは延長戦の末に0-1で敗退しています。
優勝候補のダークホース同士と目された一戦、選手入場で注目を浴びたのはポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウド、負傷から復帰したクロアチアMFルカ・モドリッチでもなく、ペリシッチの襟足でした。
それもそのはず。左側頭部から後頭部にかけて、クロアチア代表のユニホームでお馴染みの赤と白の市松模様に染めたヘアスタイルだったからです。
ペリシッチは試合直前、自身のツイッター上で「誇りである」との言葉とともにナショナルカラーに染め上げた斬新な襟足を披露し、世界中のファンを驚かせました。
愛国心を髪型で示したペリシッチはポルトガル戦でもキレのある動きを見せました。
前半30分には右サイドを抜け出してカットインしシュートを放ち、サイド攻撃のキーマンとなりました。
しかしチームは延長戦を含む120分間で13本のシュートを放ちながら枠内を一度も捉えられず、延長後半12分にロナウドのシュートのこぼれ球をFWリカルド・クアレスマに頭で押し込まれて痛恨の失点を喫し、万事休しました。
それでも、ペリシッチに対する評価は今大会で高まっています。
特に印象的な活躍を見せたのは、グループステージ第3戦のスペイン戦。
EURO3連覇を目指す王者相手にペリシッチは1ゴール1アシストをマークし、逆転勝利の立役者となりました。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によると、試合後スペインのビセンテ・デル・ボスケ監督は「我々はペリシッチの存在を知っていた。彼は偉大な選手で、こういったことがフットボールでは起こるんだ」とクオリティーを絶賛していたそうです。
レアル・マドリードやアーセナルの補強候補として名前が挙がるなど、ペリシッチは自身の市場価値を一気に高めました。
クロアチアヘアのパフォーマンスは勝利に直結しませんでしたが、その突破力は新シーズン、日本代表DF長友佑都とともに所属するインテルで見せるのか、それとも――。
今夏の去就に注目が集まりそうだということです。
紅白市松の国旗ヘアって、すご過ぎますね!
ペリシッチ選手は、今大会初戦では左の側頭部に自身の背番号である“4”、右にはクロアチアの地形を剃り込んでいましたよね!
http://ameblo.jp/liebeballack/entry-12173382221.html