<[5.14 ブンデスリーガ第34節 ドルトムント2-2ケルン>
ブンデスリーガは14日、最終節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでケルンと対戦し、2-2で引き分けました。
トップ下で先発した香川は後半13分に途中交代。
ホーム最終戦を勝利で終えることはできませんでした。
前節・フランクフルト戦(0-1)で2016年初黒星を喫し、逆転優勝の可能性が消滅。
迎えた最終節はフィジカル的にもメンタル的にも難しい試合でした。
香川は「正直、ちょっと息切れした」と認めます。
すでにリーグ戦の2位が確定する中、「多少なりともそういう影響はあると思うし、シーズン終盤で体に来る負担というのも肌で感じている」と、心身両面でコンディションは厳しかったようです。
「そういう意味で、次は失敗は許されない」。
21日にはDFBポカール決勝が控えています。
宿敵・バイエルンとの今季ラストゲーム。
ドルトムントとしては2冠を達成した11-12シーズン以来、4シーズンぶりのタイトル獲得が懸かっています。
「正直、この2試合はコンディションも悪かった。そこだけを意識して、コンディションだけは崩さないように準備していきたい。本当に最後の最後のファイナルなので、結果を残さなきゃいけない。しっかりこの2試合を踏まえて調整していきたい」。
香川は気持ちを切り替え、1週間後の決戦を見据えたということです。
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ホームでの最終節がドローに終わり、この結果、ドルトムントはリーグ史上初の4連覇を達成した首位バイエルン・ミュンヘンに勝ち点10差の2位で今シーズンを終えることになりました。
ドイツカップ決勝を21日に控えており、国内2冠を目指すバイエルンと対戦しますが、大丈夫でしょうか・・・
今シーズン限りでドルトムントを離れ、バイエルン・ミュンヘンに加入する”去りゆく主将”フンメルス。
移籍先が宿敵ということもあり、移籍決定報道が出た直後のヴォルフスブルク戦ではファンから痛烈なブーイングを浴びせられました。
それでも、最終節のケルン戦ではファンはフンメルスへの感謝の気持ちを表現したそうです。
「Danke(ありがとう)」と記されたフンメルスの顔写真入りのパネルを手にするファンの姿が見受けられました。
「裏切り者!」と罵声を浴びせるファンもいましたが、ヴォルフスブルク戦ほどの大きさではなかったということです。