熊本地震1カ月を前に、新潟県出雲崎町の紙風船メーカーが被災地支援のため、取引先の熊本県南阿蘇村の雑貨店に代わり、同県のマスコットキャラクター「くまモン」の紙風船を販売するそうです。
売り上げは雑貨店と同県、南阿蘇村に全額寄付します。
販売するのは磯野紙風船製造所。
2010年に南阿蘇村河陽地区の雑貨店「ラブランド」の注文を受け、くまモンの顔をデザインした紙風船を製造してきました。
製造所社長の磯野成子さんは熊本地震後、ラブランド店長の清田真理子さんに電話し、店舗の被災を知ったそうです。
自身も中越沖地震(07年)などの経験があり、「(災害は)すごく身近に感じる」という。
製造所は大型連休を返上。
くまモンの紙風船3種類、計1000個を急ピッチで作ったそうです。
磯野さんは「紙風船で熊本への支援の輪が広がればうれしい。くまモンならできる」と思いを語りました。
福島県郡山市にある和雑貨店からも、既に支援の申し出があるという。
阿蘇山のふもとにあるラブランドの店舗は床に亀裂が入り、店での営業は当面難しいそうです。清田さんは「くまモン紙風船はとても人気の商品。
磯野さんの気持ちに勇気づけられた。この地で何とか踏ん張り、再起したい」と話したということです。
紙風船は1個350円(送料別)。
ありがたいですね!