イタリアを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は、バチカンを訪れてローマ・カトリック教会のフランシスコ法王を表敬訪問されました。
秋篠宮ご夫妻は現地時間の12日午前、バチカンの法王宮殿の中庭に到着されました。
そして、ローマ法王庁の幹部の案内で、華やかな装飾で彩られた宮殿の中をゆっくりと歩き、法王が待つ部屋に向かわれました。表敬訪問は、フランシスコ法王の書斎で行われ、ご夫妻は法王と向かい合ってテーブルにつき、およそ30分にわたって懇談されました。
天皇や皇族がローマ法王と会うのは、平成5年に天皇皇后両陛下が、当時の法王ヨハネ・パウロ2世と会見されて以来のことです。
懇談が終わると記念の写真撮影に移り、ご夫妻はフランシスコ法王の両脇に立って、にこやかな表情で撮影に臨まれました。最後に、秋篠宮ご夫妻は部屋の出口でローマ法王の見送りを受け、笑顔で握手をしてお別れのあいさつを交わされていたということです。
日本とイタリアの国交樹立150周年を祝い、ローマにある世界遺産の円形闘技場遺跡コロッセオで11日夜、「光のイベント」が行われました。
臨席された秋篠宮ご夫妻が点灯ボタンを押すと、緑と白、赤の光が古代遺跡の巨大な外壁を照らし、友好を象徴する両国国旗や水墨画が浮かび上がったそうです。
世界的な照明デザイナーの石井幹子さん、石井リーサ明理さん親子がプロデュース。
雅楽を盛り込んだ音楽に合わせ、自然や家族への愛の賛美を表現した水墨画の映像や、世界150の言語で書かれた愛の言葉などが映し出されました。
イベントは13日まで。午後8時半から同11時まで繰り返し上映されるということです。

