2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンの長男プリンス・ジャクソン(25)が、英ITV「グッド・モーニング・ブリテン」で、父マイケルとダイアナ妃の関係について、初めて明らかにしたそうです。
プリンスは8月29日、生きていれば64歳の誕生日を迎えたマイケルについて、自身や妹のパリス(24)、弟のビギ(20)との4ショット写真や、マイケルが赤ちゃんだったプリンスに離乳食を食べさせているレアな写真とともに、「日に日に恋しさと、愛が増してくる」とInstagramに投稿。父への思いを綴っていましたが、番組ではそんな父との思い出話を披露しているといいます。
ありし日のマイケルが、ダイアナ妃が亡くなったわずか6か月前となる1997年2月に生まれたプリンスに語った話としてプリンスが明らかにしたもの。「彼がダイアナ妃との関係について話してくれる時はいつでも愛情に満ち溢れていた一方で、悲痛な思いも口にしていました。なぜなら彼にとってダイアナ妃はとても近しくそして愛おしい友人だったからです」「彼は、ダイアナ妃とは他の人とは感じたことのない、特別なつながりを感じると説明してくれました。彼の話に基づいて言えば、彼はダイアナ妃の愛するもの、ウィリアム王子とヘンリー王子の母親だったダイアナ妃の、母としての子どもに対する愛、そしてただ人としてすばらしくありたいという思いを共有できたのだと思います。究極的に、彼もいい父親、そしていい人でありたかった。そういったところに2人のシナジー効果が生まれたのだと思います」と語っているそうです。
「Daily Mail」などによれば、マイケルは、1988年に英ウェンブリー・スタジアムで開催されたコンサートで当時のチャールズ皇太子とダイアナ妃に面会しており、それ以来親交が続いていた様子。ブラックにゴールドが施されたジャケットを着たマイケルとコーディネートしたかのような、黒いインナーに黄色いサテンのスカートスーツ姿のダイアナ妃が、舞台裏で楽しそうに話している様子を捉えた写真が掲載されており、2人のありし日が偲ばれるということです。
ダイアナ妃もマイケルも大好きでした。。。
間違いなくあの20世紀を彩った、世界に知らない人のいないふたりの人物。そのふたりが直接会ったのはたった一度きりだったそうです。
20世紀を代表するエンターテイナーであるマイケル・ジャクソン。そして文字通りのプリンセスストーリーを歩んだダイアナ妃。
このふたりは1988年、マイケルの「バッド」のワールドツアーで訪れたウェンブリー・スタジアムではじめての、そして最後となる直接対面を果たします。
すでにマイケルの大ファンで、「スリラー」や「バッド」を繰り返し聴いていたダイアナ妃はライヴ中はガンガンに踊っていたとのこと。
マイケルもこの際、ダイアナ妃の設立した慈善団体に15万ポンド、さらにロンドンの病院の子どものための事業にも多額の寄付をしています。加えて、ダイアナ妃のふたりの子供、ウィリアムとヘンリーのために子供用のツアージャケットをプレゼントしたそうです。
なお、この日ダイアナ妃が「ダーティ・ダイアナ」を歌うのかと聞いたところマイケルは「君がいるからやめようと思う」と答え、ダイアナ妃は自分の好きな曲だからぜひ演って!と迫ったとのこと。
そんなふたりはこの日をきっかけに深い友情で結ばれるようになります。マイケルはダイアナ妃の死後の1999年「僕らはとても親密だった。電話でね」と答えているといいます。
ダイアナ妃は夜遅く、時には午前3時に電話を掛けてきて、1時間余り子供のことやしつこいパパラッチのことなどを話したとのこと。当時マイケルのボディガードだったMatt Fiddes氏もこの事実を認めているそうです。
知らない人のいないスターだからこその深い孤独。それを分かち合えたのはやはり同じ境遇の人物だったということでしょうか。写真に写るマイケルとダイアナ妃の顔は、なんとなく自然でリラックスしているようにも見えるということです。