8月8日、コロナ禍で開催された東京オリンピックが閉会式を迎えました。式は8月8日の20時から22時ごろまで続き、様々な演出がなされたそうです。
史上初の延期となった本大会。コロナ禍での演出方法について様々な議論や憶測が飛び交っていたといいます。
当日はどのような様子で、それに対する世界の反応はいかなるものだったのでしょうか。
イレギュラーな対応を迫られた中でも世界中に感動を届けた今回のオリンピックについて、閉会を惜しむ声が見られたそうです。
国歌斉唱は宝塚歌劇団が務めました。美しい歌声や着物への称賛の声が上がっているそうです。
開会式と異なり、閉会式ではオリンピック参加選手が国を超えて入場しました。戦いを終えてリラックスした選手たちの様子に、SNSからも注目が集まっていたそうです。
式の中盤では、日本のポップカルチャーを発信。
東京スカパラダイスオーケストラが登場し、世界的ヒットを記録した「鬼滅の刃」のテーマソングや坂本九さんの「上を向いて歩こう」などを演奏しました。「上を向いて歩こう」は、英語で「SUKIYAKI」として知られているため、海外からも大きな反響を呼んでいたそうです。
続けてDJの世界大会で1位を獲得したDJ松永さん、シンガーソングライターのmilet(ミレイ)さんなどが登場し、式を引き続き盛り上げました。
閉会式終盤では、閉会式直前まで行われていたマラソン競技の表彰式が執り行われたそうです。表彰式では、ケニアの国家が2回流れ、SNS上で反響を呼びました。
その後は再び日本からのパフォーマンスに移り、アイヌ、琉球などの伝統舞踊が披露されたそうです。
また、途中では本大会に携わったボランティアの人々への謝辞も表しており、SNSでも世界から感謝の意が伝えられていました。
その後は、いよいよ次回の夏季大会となるパリ五輪への引継ぎへ移りました。
3年後の開催地となるフランスから、五輪を引き継ぐ映像が届けられました。
オーケストラによるフランス国歌の演奏のほか、国際宇宙ステーションからサックスを演奏する映像も届き、画面越しに聴き惚れる人も多かったようです。
さらに反響が寄せられたのは、BMXでパリの街を巡ったパフォーマンスです。また、フランスが誇るヴェルサイユ宮殿で馬術が行われこたとにも驚きの声が上がったそうです。
飛行隊のアクロバット飛行映像もあり、エッフェル塔の周りでトリコロールを描いた演出には喝采が寄せらました。
その後は、開会式同様に橋本聖子JOC会長、トーマス・バッハIOC会長からの挨拶がありました。バッハ会長はときおり日本語でメッセージを伝えており、日本、東京への感謝を述べていたそうです。
最後には五輪を象徴していた聖火も消え、打ちあがる花火とともに閉会式も終了しました。オリンピックは幕を閉じましたが、今後はパラリンピックが開催されます。五輪期間終了まで、引き続き注目が集まるであろうということです。
8月8日(日) 「閉会式」