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「天皇の稲作」と「皇后の養蚕」

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田植えをする天皇、蚕を育てる皇后。
 
天皇・皇后両陛下は、忙しいご公務の合間を縫って日本の伝統産業に取り組まれてきました。
天皇陛下が田植えをし、皇后陛下が蚕に餌をやるシーンは、メディアを通じて報道され、国民に皇室への親しみをおぼえさせるとともに、農業や養蚕業に対する関心を持続させてきたのです。

天皇の稲作と皇后の養蚕の歴史を振り返ると、皇后が皇居で蚕を育て始めたことの方が、半世紀以上古いそうです。しかし、いずれも近代になってからのこと。
宮中養蚕は1871年(明治4年)に、明治天皇の皇后美子 (昭憲皇太后)が要望し、「その道の知識経験のあるものに聞くように」と促して、渋沢栄一が回答したことに始まるといいます。

美子皇后が始めた宮中養蚕は、英照皇太后(孝明天皇妃)、貞明皇后(大正天皇妃)、香淳皇后(昭和天皇妃)、そして美智子皇后へと引き継がれてきました。

また、現在も「皇后の養蚕」とともにつづけられている「天皇の稲作」は、皇后の養蚕より新しく、1927年(昭和2年)に昭和天皇が、内大臣秘書官長や侍従次長兼皇后宮太夫などを務めた河井弥八の発案により始められたものだったそうです。

なお、天皇の稲作と皇后の養蚕は「ご公務」ではありません。また、稲作によってできた米が新嘗祭に使われるものの「宮中祭祀」でもないそうです。
宮内庁のホームページの「天皇皇后両陛下のご活動」によると、ふたつとも「伝統文化の継承」に位置づけられているということです。
 

 

 

下天皇陛下は25日、皇居内の生物学研究所わきの水田で田植えをしたそうです。苗は4月に陛下がまいた種もみを栽培したもので、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチの苗計20株を植えました。稲作は、昭和天皇の時代から受け継がれており、陛下が田植えをするのは昨年に続いて2度目。
 
陛下は長袖のシャツに紺色のズボン、黒の長靴姿で、苗を一つずつ素手で植えたそうです。米の収穫は9月下旬の見通しで、新嘗祭などに供えられるということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和天皇の田植えと香淳皇后の養蚕は、心に響くものがありますね目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
下皇后雅子さまは11日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、「御養蚕始(はじめ)の儀」に初めて臨みました。明治以降、歴代の皇后が引き継いできた伝統行事で、雅子さまも今年から受け継ぐそうです。

雅子さまは同日午前、お住まいの赤坂御所から車で皇居に入りました。マスクを着用し、沿道の人や報道陣に会釈をしたそうです。

御養蚕始の儀は、豊作を祈る神事の後、孵化(ふか)したばかりの蚕に初めて桑を与える「掃(はき)立(た)て」の作業をします。昨年は即位儀式などが重なり、養蚕関連の行事は行われなかったそうです。養蚕作業は今後約2カ月間に及びます。

皇居での養蚕は、明治天皇の妻・昭憲皇太后が養蚕業奨励のために始めました。国内の養蚕業の衰退が著しい現在は、日本文化の継承の意味合いが強いそうです。上皇后美智子さまが皇后時代に育てた日本在来種の「小石丸」の繭で作られた糸は、奈良・正倉院の宝物模造品に使われたということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

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