ラグビー日本代表が、ワールドカップ(W杯)準々決勝、南アフリカ戦での敗戦から一夜明けた21日、都内で記者会見。リーチ・マイケル主将ら代表31人が揃いました。
歴史的な快進撃が終わりを迎えてから一夜。列島をラグビー一色に染めた桜の戦士たちは、報道陣に拍手で迎えられながら31人全員が揃って会見に臨んだそうです。
南アフリカに敗れてからまだ14時間。藤井雄一郎強化委員長、主将のリーチ・マイケルと前列に並んで座ったジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は「この3年間ハードワークを続けてきた。今年は今まで以上に努力を重ねてきた。我々が目指していたトップ8を達成することができました。31人の選手だけでなく、コーチもいる、色々な人のサポートがあった。ここにいる選手だけでなく、多くの選手がサポートしてくれた。その成果が出たと思います。我々は誇らしく戦うことができた。ファンの方も熱いサポートをありがとうございます」と語りました。
また強烈なキャプテンシーで日本をけん引してきたリーチもすっきりした表情で会見に臨み、「このチームのキャプテンができて誇りに思っている。ベスト8は凄くうれしい。そのために色々な選手が犠牲になって、家族も犠牲にしてやってきた。今後について、しっかり考えていきたい」とコメント。「まずはジェイミーがワンチームを作りあげた。強いまま継続することが大事。日本のファンが凄く増えてきて、もう一度日本のファンに感動を届けられたらいいなと」と先を見据えたそうです。
藤井強化委員長は「3年前に本格的に今回のW杯に向けてジェイミー・ジョセフHCの下で始動して、たくさんの支援を受けた。日々鍛錬して、この何百日か一緒に過ごしてきた。なんとかベスト8に届くことができた。南アフリカ戦で力尽きて負けてしまった。選手は偉業を達成した。しっかりと歴史にベスト8突破を刻んだと思う。いろんなものを犠牲にして臨んだ結果。次はもう一つ上を目指したい」と話しました。
日本は1次リーグでアイルランド、スコットランドのティア1勢を連破するなど4連勝で史上初の8強進出。20日には4強入りを懸けて南アフリカに挑みましたが、3-26で敗れていたということです。
本当に、夢を感動をありがとうございました!