フィンランドを訪問中の秋篠宮ご夫妻は4日午前(日本時間同日午後)、ヘルシンキ市内の国立公文書館を視察されたそうです。
日本政府が同国の独立を承認した100年前の手紙などが展示され、秋篠宮さまは担当者に「文書を保存するのは難しいですか」などと質問をしながら、熱心にご覧になっていたということとです。
本当にお疲れ様でした。
各地で多くの人々と素晴らしい交流をなさいましたね!
◇秋篠宮殿下:ファルクッラ牧場をご視察。
秋篠宮さまは、牧畜研究の一環として市内の牧場を訪れ、フィンランド固有種のヒツジやニワトリなどをカメラに収めながらご覧になったそうです。
◇紀子妃殿下:ヘルシンキ市中央図書館をご視察。
紀子さまは市内にある最先端の小児科総合病院と中央図書館を相次いで訪問。図書館では、遊び場にいる子供たちに「何を読んでいるの?」「好きなことは何?」と英語で親しく話し掛け、同国の絵本作家らとも懇談したそうです。
◇イソオメナ・ネウボラを視察(エスポー)
秋篠宮ご夫妻は4日午後(日本時間同日夜)、首都ヘルシンキに近いエスポーで、「ネウボラ」と呼ばれる公的な子育て支援施設を視察し、利用者らと交流されたそうです。
ネウボラは現地語で「助言の場」を意味し、母親の妊娠期から子どもの就学前まで、保健師を窓口に一貫して親子を支える無料の制度と施設のこと。日本でも取り入れる自治体が増えているそうです。
ご夫妻は、保健師が子育ての相談に応じたり、検診を行ったりする個室や待合室を視察。秋篠宮さまは生後3カ月の女児の父親に「どのくらいの頻度で来ますか」と問い掛けたということです。
◇フィスカルス村をご訪問
秋篠宮ご夫妻は続いて、同国南西部のラーセポリ市を訪れ、芸術家や職人が集まるフィスカルス村を視察。家具工房でいす作りの様子などを見学した後、市長主催の夕食会に出席したそうです。
ポーランド、フィンランド公式訪問を終えた秋篠宮ご夫妻は6日午前、成田空港着の民間機で帰国されたそうです。
秋篠宮さまが皇嗣となって初の海外公式訪問。両国は今年で日本との国交、外交関係樹立100周年の節目を迎え、現地では両国の大統領を表敬訪問したほか、100周年記念行事などに出席しました。
ご夫妻は6月27日に民間機でポーランドの首都ワルシャワに入り、滞在中は古都クラクフなども訪問。7月2日に空路フィンランド入りしたそうです。
フィンランドでも各地を訪れて人々と交流。5日夕、ヘルシンキ空港発の民間機で帰国の途に就いたということです。