[5.7 欧州CL準決勝 リバプール4-0バルセロナ]
リバプール(イングランド)は7日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦でバルセロナ(スペイン)を本拠地アンフィールドに迎え、4-0で勝利したそうです。2試合合計4-3と逆転し、2年連続で決勝進出。試合後のユルゲン・クロップ監督のコメントを英『ミラー』が伝えています。
1日に敵地カンプ・ノウで行われた第1戦を0-3で落としたリバプール。第2戦はビハインドに加え、FWモハメド・サラーやFWロベルト・フィルミーノを欠く苦しい状況でしたが、前半7分にFWディボック・オリギが均衡を破ると、後半9分と同11分にMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが決め、2戦合計3-3とスコアをタイに戻します。
そして後半34分、右CKからDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが見事なクイックリスタートを見せ、ゴール前でフリーのオリギが右足で合わせて逆転ゴールを奪取。合計スコア4-3とし、大逆転でファイナルへと駒を進めました。
英『ミラー』によると、クロップ監督は試合後の会見でも感情の高ぶりが収まらない様子だったといいます。一人一人の選手がヒーローだったと主張し、「私はそれを言って罰金を払うことになっても構わない。彼らは(『F』で始まる過激ワードを付けて)メンタルの怪物だ」と、3点差をひっくり返した不屈の精神を称えたそうです。
また、決勝点が生まれた瞬間については「誰がCKを蹴ったのか、誰が得点したのか分からなかった」と告白。「我々は世界一のチームと対戦した。勝つのが難しい相手だが、クリーンシートで勝利することができた。信じられないことだよ」と“アンフィールドの奇跡”を喜んだということです。
チャンピンズリーグ(CL)準決勝第2レグが現地時間5月7日に行なわれ、バルセロナを4-0で下したリバプールが、アグリゲートスコア4-3で、2シーズン連続となる決勝進出を決めたそうです。
0-3で敗れた第1レグからの大逆転を演じたリバプールの指揮官、ユルゲン・クロップは試合後もその興奮を抑えきれませんでした。英TV局「BT Sports」の取材に対して、「放送禁止用語」であるFワードを含む言葉を発してしまったそうです。
「うちの選手たちは、本当に素晴らしい。クソ素晴らしい精神力としか言いようがない!(F**kin’Mental)」
ちなみに、試合後の会見でも同様のコメントを発し、「罰金を払うことになっても構わない。彼らは(Fで始まるワード)メンタルの怪物だ」と発言しているそうです。
このクロップの発言をフォローしたのが、その中継にコメンテーターとして出演していたイングランド・サッカー界のレジェンド、ゲーリー・リネカーです。
リネカーはインタビュー中継の直後、スタジオで「不適切な発言があったことをお詫びします」とフォローしたうえで、こう続けたそうです。
「(クロップに)罰金を求める声もあるだろうけれど、私はそうしたくないね。彼が謝る必要はないし、今夜はそれだけの“権利”を持っていると思う。それに、もう放送時間は22時を過ぎているし、朝にはきれいに水に洗い流されているはずさ! 今回の罰金は回避することができるだろう。ユルゲン、本当によくやった」
また、同席していた元マンチェスター・ユナイテッドOBのリオ・ファーディナンドもクロップの興奮ぶりは「仕方のないことだ」とフォローしました。
「クロップは誰かが罰を下さなくても、自ら罰金を支払うような気がする。でも、それを苦だと思ってはいないんじゃないかな。それも無理はない。こんなパフォーマンスを目の前で繰り広げられたら、誰だって正気を失うだろう」
歴史に残る逆転勝利に酔いしれるクロップに、いつもは口うるさいご意見番たちも、この夜だけは寛大な言葉をかけたのだったということです。
ジョゼ・モウリーニョ氏が、リヴァプール指揮官ユルゲン・クロップを絶賛しているそうです。
7日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグで、バルセロナと対戦したリヴァプール。ファーストレグでは0-3で敗れていましたが、本拠地アンフィールドの大歓声を背に猛然と攻撃を仕掛けると、4ゴールを奪って大逆転。“奇跡”の決勝進出を決めました。
この一戦で『beIN SPORTS』のゲスト解説を務めていたモウリーニョ氏。マンチェスター・ユナイテッド指揮官を務めていた時に何度も対戦したドイツ人監督を絶賛しています。
「予想してなかったよ。不可能はないと言ってきたけど、不可能を可能にできるとしたら、アンフィールドはそういう場所だ」
「これが彼だ。これは彼の人間性を反映したもの。諦めない、ファイティングスピリットだね。これは戦術、哲学ではない。これはハートと魂だ。すべてがユルゲンのメンタリティだ」
「ユルゲンがCLで優勝することを願っている。彼はそれを達成するに値するよ」
リヴァプールは、14年ぶりの悲願のタイトルを懸けて6月1日にマドリードで行われる決勝に進出。対戦相手は、アヤックスとトッテナムの勝者ということです。
すごいですね!




