大相撲の横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=が16日、都内で引退会見を開き、「私の…土俵人生において、一片の悔いもございません」と涙をにじませ、思いを語ったそうです。この「一片の悔いもない」という言葉は、週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画「北斗の拳」のキャラクター・ラオウの名セリフ「我が生涯に一片の悔いなし」をファンに彷彿させたようで、ネットでもすぐに話題となったそうです。
稀勢の里は実際に「ラオウ」の化粧まわしをつけたこともありました。17年の夏場所前に「北斗の拳」に登場する北斗3兄弟の化粧まわしが贈呈され、長兄・ラオウを稀勢の里が、次兄・トキを松鳳山、末弟で主人公のケンシロウを太刀持ちの高安が着用しました。稀勢の里は当時、この化粧まわしを贈呈した社のHPで「自分の性格的にはラオウ。孤独で強い。先代の鳴戸親方からも『孤独にならないと強くなれない』と言われていました」と、ラオウの生き方と自分を重ねるコメントをつづっていたそうです。
そんな稀勢の里が、引退会見で「一片の悔いもございません」とコメントしたことにネットはすぐさま反応。「ラオウのセリフかよ」「巨星墜つ!ラオウと同じ言葉で」「さすがラオウ」「ラオウできたか」「ラオウ稀勢の里」と、稀勢の里とラオウの言葉を重ねるコメントが続々と上がっていたそうです。
「我が生涯に一片の悔いなし」のセリフは、弟のケンシロウに屈したラオウが、絶命寸前に仁王立ちで発する最後の言葉。北斗の拳ファンの間ではあまりにも有名なものになっているということです。
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