先天性四肢障害のため生まれつき下肢がなく、空き缶を利用した手作りの義足でシリアの避難民キャンプを歩いていたマヤ・メルヒさん(8)が、トルコでの治療を終え、真新しい義足で歩いているそうです。
マヤさんは、以前はプラスチック製の管材と空き缶を利用した手作りの義足でキャンプ内を苦労して歩き回らなければなりませんでした。
ですが今年6月、マヤさんの様子を捉えた画像が世界中で反響を呼び、その後トルコ赤新月社の支援でイスタンブールに移送され、人生を激変させる処置を受けることになったそうです。
シリアに戻ったマヤさんは12月8日、セルジッラ避難民キャンプで、わだちのある路上を初めて歩行。また、ゲームやダンスをする他の子どもたちへの仲間入りも果たしたということです。
空き缶の義足の時は、本当に痛々しかったのですが、マヤさんに笑顔が見れて良かったです


そして日本では、、、
作家でタレントの乙武洋匡さんが11月13日、義足を装着し、仁王立ちした姿をInstagramで公開。応援コメントが寄せられるなど反響を呼んでいるそうです。
「乙武、再始動」とコメントを添えて、豊洲にあるランニングスタジアムのトラックで仁王立ちした姿を公開した乙武さん。この姿は、11日から13日まで渋谷区各所で開催されたイベント「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(通称:超福祉展)」の最終日に行われたシンポジウム「JST CREST x Diversity」で披露されたもので、5~6歳の時に装着した以来という義足で、ぎこちないながらも7.3メートルの距離を二足歩行する姿も見たそうです。
乙武さんが装着している義足は、従来のものとは違い、モーターを搭載したロボット義足。研究者でメディアアーティストの落合陽一さんが率いるプロジェクト「xDiversity(クロス・ダイバーシティー)」が開発を進めているもの。先天性四肢切断(生まれつき両腕と両脚がない)という障害がある乙武さんが歩くことで、障害がある多くの人の活力になることを目的にしています。
義足を装着した当初は、一歩を踏み出すことすら困難だった乙武さんですが、投稿では「#歩いてみせる」とハッシュタグを添えて、やる気十分な様子。コメント欄では、「前に義足も義手も自分には必要ないって言ってたので、衝撃的な写真です」など驚きの声が寄せられた他、「応援してます」「いつもと違う視線から観える世界! ワクワクですねーーー!」「こういう挑戦心が、ほんと素敵!」「可能性を感じました!」など未来への希望を感じさせる姿に感動する人もいたということです。