その年の優れた文具に贈られる、日本最大級の文具アワード「日本文具大賞(通称:ISOT)」。第27回を迎えた今年、デザイン部門で見事優秀賞に輝いた商品が『WAO!POP ひとひらシリーズ 3Dカード もみじ・さくら・いちょう』です。普通のカードとは何が違うのでしょうか?
昨年秋に株式会社小西印刷所から誕生した「WAO!POP」ブランドより今回発売されたのが『ひとひらシリーズ 3Dカード もみじ・さくら・いちょう』(希望小売価格 各 税抜1,200円・2018年9月発売)。
カードの中を見る前に、まずは表紙に注目。切り絵で木が描かれており、これがとても繊細。開けるとカード本体の他に、カードを入れる専用の封筒と茶色い袋が入っています。この袋の中に別添えで花びらが入っているそうです。
まずは「さくら」から。花びらをセットしない状態でカードを開いてみると、満開の桜の部分はもちろん、木の幹のちょっとゴツゴツした感じまで出された丁寧な作りとなっています。
桜の花が咲き誇った箇所が全て1つの紙で繋がっているのも圧巻。立体感のある木や花を360度どこからでも楽しむことができるそうです。花の中心にあるめしべの部分までしっかり表現されていて細やかです。しかし、このままの状態で贈るとなると、どこか味気ない印象。ここで、花びらを投入!
もみじは、これからの季節にピッタリで、ヒラヒラした葉っぱが切なげです。贈られた方も、まさかこんな風に動きのあるカードだとは思わないだろうから、貰って嬉しさも2倍になりそう。ただ、葉っぱの数が少なめなので、もう少し多めに入っていればより豪華さが増したかもしれません。
贈る方は先に花びらや葉っぱをカードの中のオーナメント内に事前にセットするのを忘れないように。セットせずそのままの状態で贈ってしまうと、せっかくのこのカードの持ち味が台無しになってしまうので念入りに。
「いちょう」のカードの表紙はシックな紺色で、男性に贈ると喜ばれそう。鮮やかな黄色の木に、カードの中で秋を感じられます。
ここでも葉っぱは一気に投入せず、時間をかけて丁寧に入れましょう。いちょうの葉っぱの下に付いている枝の部分は1ミリほどの細さ! 細やかな技術が成せる技です。
自分だけで楽しむのはもったいないので、やはり贈り物として渡すのがベスト。言葉では表現できない思いを、情緒たっぷりのカードに託して贈ってみてはどうだろうかということです。
これは素晴らしいですね!




