平昌五輪男子フィギュアSPで1位発進を切った羽生結弦が17日にフリーを迎えますが、ネットではもう一人の“羽生”である羽生善治竜王が、同日に藤井聡太五段と「第11回朝日杯将棋オープン戦」で戦うことから、ネットでは「どちらも頑張れ!」の声が上がったそうです。
日本中を熱狂の渦に巻き込んだ羽生の演技。右足の故障から2カ月のブランクがあったものの、その影響を全く感じさせない圧巻の演技に、ネットでは演技終了直後から「羽生選手」「羽生結弦」「羽生くん」の文字が躍りました。
堂々のSP1位通過で、いよいよ17日のフリーで五輪連覇の偉業を目指しますが、同じ17日に、もう一人の「羽生」も大一番を迎えます。
国民栄誉賞も受賞した羽生善治竜王がついに公式戦で初めて藤井五段と対戦するのが17日(2人はこれまで非公式戦で2度戦い、1勝1敗)。永世七冠の偉業を達成し、将棋界を代表する棋士が、飛ぶ鳥を落とす勢いの若武者といよいよ本格対局とあって、ネットでは「羽生結弦が凄かったんで、明日は羽生善治に凄さを見せて欲しい」「羽生結弦がすごいけど、明日は羽生善治対藤井聡太が行われるよ!」「明日のフリーも朝日杯も楽しみ。どちらも応援」「午前は羽生善治、午後は羽生結弦」「羽生まつりだ」など、双方のファンが盛り上がりを見せていたということです。
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平昌五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦(23)が金メダルを獲得し66年ぶりとなる五輪連覇という快挙を成し遂げました。将棋界では羽生善治竜王(47)が新進気鋭の藤井聡太五段に朝日杯で敗れ、「羽生が勝って、羽生が負けた」と話題になっているそうです。
まず、将棋で藤井五段が羽生竜王を破る快挙のニュースが広まりました。その後にフィギュアスケートの演技が行われ、羽生が鬼気迫る内容で金メダルを獲得。五輪連覇が伝えられたそうです。
将棋の時点で「羽生さん」がツイッターのトレンドに入り、「さん」、「くん」と敬称で2人を見分ける流れが出来上がりました。ただ、多くのユーザーには「羽生さんは負けて羽生くんは勝った」、「将棋とフィギュアで非常にややこしい」など、社会現象級の出来事に読み方が違うながらも同じ漢字の2人が絡んでいる事態への反応が相次いだそうです。
フィギュアよりも先に「羽生が負けた」という事実をとって「縁起が悪い」とする声や、ニュースサイトの見だしが見分けづらいとツッコミを入れる声が多く見られたということです。
ちなみに、最年少棋士の藤井聡太五段は、決勝も制して初優勝し史上初の中学生六段に即日昇段。
六段への昇段も、加藤一二三九段の記録を62年ぶりに塗り替えた史上最年少記録だそうです
熱狂的な羽生結弦ファンとして知られる将棋の羽生善治竜王の妻で元女優の羽生理恵さんは、朝から「羽生・羽生勝負日」と気合十分。そして羽生結弦が金メダルを獲得すると「連覇!連覇!連覇!おめでとうございます この瞬間に立ち会えて、ありがとうございます」と興奮気味。一方で、羽生善治竜王は藤井聡太五段との対局に敗れてしまったこともあり、「悲しい涙とうれしい涙で忙しい」ともつづっていたそうですね