<平昌五輪第9日 フィギュアスケート男子フリー(17日・江陵アイスアリーナ)>
平昌冬季五輪は第9日の17日、フィギュアスケート男子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)が優勝し、2014年ソチ冬季五輪に続く連覇を達成しました。日本勢の金メダルは今大会初。宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=も2位に入り、日本勢が金、銀メダルを獲得しています。
2連覇は1948年サンモリッツ、52年オスロ両五輪を制したディック・バトン氏(米国)以来、66年ぶり。日本勢の冬季五輪での個人種目連覇は初めて。
羽生は16日のSPで自らが持つ世界歴代最高点112.72点(17年オータム・クラシック)に迫る111.68点をマーク。フリーは後半にミスが出ましたが206.17点で、合計317.85点とし、優勝を決めました。
SPで104.17点を記録し、3位につけた初出場の宇野は、フリーでも202.73点と健闘し、合計306.90点で銀メダルを獲得。
3位は合計305.24点のハビエル・フェルナンデス(スペイン)。SP20位の田中刑事(23)は18位。
羽生は昨年11月のグランプリ(GP)シリーズNHK杯の公式練習で右足首を痛め、今大会が昨年10月のGPロシア杯以来、約4カ月ぶりの実戦だったということです。
▽男子シングル結果
金・羽生結弦(ANA)=317・85点
銀・宇野昌磨(トヨタ自動車)=306・90点
銅・ハビエル・フェルナンデス(スペイン)=305・24点
4位・金博洋(中国)=297・77点
5位・ネーサン・チェン(米国)=297・35点
6位・ビンセント・ゾウ(米国)=276・69点
7位・ドミトリー・アリエフ(OAR)=267・51点
8位・ミハエル・コリャダ(OAR)=264・25点
おめでとうございます&ありがとうございます!
素晴らしいですね。
もう二度とゴルフの錦織選手や体操の内村選手同様、羽生選手のような逸材は日本に出現しないかもですね。
ソチ五輪金メダルの羽生くんはショートプログラム(SP)首位発進後、「僕はオリンピックを知っている。大きいことを言うなと言われるかもしれないけど、今は元オリンピックチャンピオンなのでリベンジしたい」と語っていましたが、その言葉通りになりましたね!
羽生選手は2大会連続の金メダルを獲得し、今大会日本勢の金1号となりました!


平昌五輪のフィギュアスケート競技が行われる韓国・江陵のアイスアリーナで15日、公開練習を前に14時間待ちの行列を作る羽生結弦選手のファン。公式練習に行列ができるのは初めてだそうです。
インタビューを受ける宇野昌磨の邪魔をしないように、しゃがんで移動する羽生結弦。
羽生はSP後、リンクに数多く投げ込まれた「くまのプーさん」について「とても幸せな気持ちになれるので感謝しています」とコメント。ぬいぐるみはすべて地元ファンにプレゼントすると明かしたそうです。
「平昌と江陵の住民に、すべてのぬいぐるみをプレゼントしたい。奇妙に思えるかもしれないけど、僕に与えてくれたエネルギーと善意への感謝の印をこんな形で示すことができたら」
「『もらったものを寄付するのはどうか』と思われる方もいらっしゃいますが、気持ちはたくさんいただいています」とコメントしたそうです。