<ブンデスリーガ:ドルトムント2-0マインツ 13日 ドルトムント>
ドイツ1部リーグ、ドルトムントの日本代表MF香川真司は13日、ホームでのマインツ戦にリーグ戦3試合ぶりに先発フル出場。
後半28分に今季5点目のゴールを決めました。
ドルトムントは2―0で快勝し、リーグ戦9戦負けなしとなっgています。
2月28日のホッフェンハイム戦以来の先発。
今月2日のダルムシュタットは出場機会がなく、前節バイエルン・ミュンヘン戦ではベンチ外の屈辱を味わった香川がようやくピッチに戻ってきました。
前半は惜しい場面もありながら得点のなかった香川ですが、1―0の後半28分、左サイドのオーバメヤンからの折り返しを右足で合わせ待望のゴールを決めました。
香川のリーグ戦でのゴールは昨年12月5日のボルフスブルク戦以来で、2016年になって初めて。
香川はゴール後にネットに跳ね返されたボールをもう1度蹴り、雄叫びを上げ、喜びを爆発させました。
右膝を痛めているマインツのFW武藤嘉紀はベンチ外でした。
香川の11試合ぶりのゴールなどで2対0と勝利したドルトムントでしたが、試合中にファン1名が心臓発作により亡くなり、もう1名が同じく心臓発作により病院に搬送される悲劇が起きました。
試合中にファンが亡くなった知らせがスタジアムに広まると、マインツのサポーターを含めた大多数のファンがチャントを止め、バナーを降ろしました。
そしてファンは試合中と終了後に「You'll Never Walk Alone」を歌い、ドルトムントの選手は肩を組んで追悼の意を示したそうです。
この試合で先制点を挙げていたロイスは、ファンが途中で応援を止めた理由を審判に問われていたことを明かし「最初は不愉快だったよ。何が起きているのか知らなかったからね。でもあとになって、ファンを称えなければいけないと理解した」と、後半途中で応援を中断し、静粛に試合を見守ったファンの行動を称賛しています。
ドルトムントのラウバル会長も「試合は二の次だ。ファンの反応は本当に印象的だった。このような事態は経験したことがない」「脱帽するほかないよ」と、サポーターの行為に敬意を払っているそうです。
ドルトムントのメディアディレクターが『AP通信』に明かしたところによれば、病院に搬送されたファンについては、「安定な容体」とのことです。
哀悼の意を表し、お悔やみ申し上げます。
香川がゴールしてもサポーターが静かだったため、チームメートが心配して香川のもとへ駆け寄った感じですね。
ドルトムントは暖かいチームですよね!