アメリカの、とあるスーパーで起こった出来事が海外サイトで話題になっています。
そのスーパーは、大学の学生寮の近くにあり、多くの学生が利用しています。
そこではダウン症の男性が、レジを通った商品を袋につめる仕事をしていました。
その日もある女子大生がいつものように買い物をし、レジに向かったところ、とんでもないことに巻き込まれてしまったのでした。
その時の様子を彼女は次のように説明してます。
私が利用しているスーパーで、袋に商品をいつも詰めてくれるのは障がいをもった優しそうなお兄さんです。
今日も彼が私が買ったものを袋に入れてくれているところでした。
袋詰めのお兄さん:『これで、いいですか?』
私の持ってきたキャンバスバッグを持ち上げる彼。でも、そのバッグには穴があいているのを見つけました。
私:『あ、別の袋があるからそっちにしてください。ありがとう。』
私の後ろに並んだ女性:『なんなのよ、はやくしてよね!』
私:『会計も済んでますし、もうすぐ終わりますから。』
後ろの女性:『あら、あなたもこの人みたいに頭が遅いのかしら?あなた達みたいな 特殊な人たちは普通な人と関わらないでほしいわ。』
袋詰めのお兄さん:『(少し気分を悪くした様子で)奥さま、彼女の頭は悪くないで すよ。この人は大学に通っています。(そう言うと、私が着ていた大学のロゴが入った私のスウェットパンツを指差して)すごく頭がいいんですよ、この人。』
私:『そして彼は、ここでは一番袋詰めが上手なスタッフなんですよ、とても丁寧 で。丁寧なのは、商品を扱う時、大事ですよね。』
私の買った商品は袋にきれいに詰められました。
彼は私が寮に歩いて帰るのを知っていたので、そのまま袋を持ち上げて肩にかけるのを手伝ってくれました。
後ろの女性:『なによ、車まで運んであげるくらいしたらどうなの?ひどいわね、ここのスーパーのマネージャーに直接文句いってやりたいわ。』
私:『おばさん、私すぐそこに住んでて、いつも歩いて帰るからいつもこういう風にし てもらってるの。マネージャーにいったい何ていうの?この人が私が必要してなかったサービスを怠りました、とか?」
袋詰めのお兄さん:『(私に向かって)今日もよい一日を!』
すると、ここまで何も言わなかったレジの店員さんが、落ち着いた様子で私の後ろにいた女性を見つめてこう言いました。
レジの人:『大切な従業員だけでなく、常連のお客様にまで向けられた酷い差別的な発言に対して、当店はあなたに対するサービスの拒否します。このまま商品ここに置いて、出て行ってください。後で私どもが棚に戻しておきます。』
これにブチ切れしたこの女性は、大人しく引き下がることはなく、暴れだし始めました。
棚まで倒した彼女が力ずくで従業員たちに取り押さえられている間、袋詰めのお兄さんは私や他の客たちをタバコカウンターの後ろに避難させてくれました。
結局、警察が来るまで。
袋詰めのお兄さん『(心配そうな様子で)来週もまたきてくれますか?』
もちろん!彼の笑顔を見れて、その日はずっとハッピーでした。
スーパーの従業員たちは袋詰めのお兄さんの本当の良さを理解してくれているんですね。
笑顔が本当に素敵です。
袋詰めのお兄さん、レジの人、そしてこの女子大生、ともに素晴らしいです