高さ45フィート(13.7メートル)のバレリーナの巨大なバルーンアートが、ロックフェラーセンターに設置されたそうです。作者は、ペンシルバニア州出身で、ニューヨークを中心に活躍するアーティスト、ジェフ・クーンズ。
今回の作品「Seated Ballerina(座るバレリーナ)」は、Antiquityシリーズと呼ばれる一連の作品の一つ。ミラー加工したステンレス像を、巨大なバルーンにして製作したそうです。
この作品は、5月の「International Missing Children’s Month(世界失踪児童月間)」を記念して設置されています。誘拐などで失踪した子供たちの問題に目を向けることを目的としているそうです。クーンズ氏は、「バレリーナ像が、将来に対する希望や安心を伝えるものとして、この作品を選んだという。若い人たちには、未来の可能性を感じ取って欲しい」と話しています。
クーンズ氏は、マイケル・ジャクソンとバブルス君の彫像「Michael Jackson and Bubbles (1988) 」や、メトロポリタン美術館のルーフトップ・インスタレーションでも展示された「バルーン・ドッグ」など、アイコニックな作品を製作しているそうです。
最近では、モナリザなどの絵画をモチーフとしたルイ・ヴィトンとのコラボレーションが、大きな話題となったそうです。
クーンズ氏の彫像が、ロックフェラープラザに展示されるのは、昨年の、草花を用いた作品「SPLIT-ROCKER」に続き2度目となります。
また、クーンズ氏のバルーンアートがパブリックスペースで展示されるのは、macy’sのサンクスギビングデー・パレードのRabbit以来二度目だそうです。
作品は、6月2日まで展示される予定だということです。