15-16イングランド・キャピタル・ワン・カップは28日、決勝が行われ、マンチェスター・シティは1-1で迎えたPK戦の末に3-1でリバプールを下し、通算4度目の優勝を飾りました。
シティはPK戦でGKウィリー・カバジェロが3本のシュートをセーブし、思いもよらないヒーローになっています。
試合は後半4分、フェルナンジーニョのゴールでシティが先制したものの、リバプールは同38分にフィリペ・コウチーニョ・コレイアが同点弾を挙げましたた。
スコアはそのまま動かず延長戦を終えると、PK戦ではカバジェロが主役となりました。
カップ戦で守護神ジョー・ハートの代役を務めている34歳のカバジェロは、ルーカス・ペッツィーニ・レイヴァ、コウチーニョ、アダム・ララーナのシュートをストップ。
シティはフェルナンジーニョのシュートが枠に嫌われたものの、ヤヤ・トゥーレがタイトルを決めるシュートを蹴り込みました。
シティはここ3シーズンで2度目の優勝を飾っており、ペジェグリーニ監督は少なくとも一つのトロフィーを手にして、今夏にジョゼップ・グアルディオラ次期監督にチームを引き継ぐことになりました。
一方、昨年10月に指揮官に就任したリバプールのユルゲン・クロップ監督は、同クラブで初の栄冠を狙いましたが、残念な結果に終わりました。
リバプールは2011-12シーズンに8度目のリーグカップ制覇を遂げてから4年間タイトルから遠ざかっており、宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの対戦が控えるヨーロッパリーグの重要度が増しています。
クロップ監督は試合後、 「我々は最高のプレーだったわけじゃないと思う。だが、シティもそれは同じじゃないかな。こういう結果になった。それを受け入れなければいけない。落ちるときもあるが、立ち上がらなければいけない。水曜にはまた(プレミアリーグで)シティと対戦する。我々は続けなければいけない。この試合を変えることはもうできないんだ」と述べているということです。
クロップ監督には初タイトルを期待しましたが残念でした。
PK戦での敗戦は辛いですよね
この試合前に、リヴァプールの元主将MFスティーヴン・ジェラードはクロップ監督について、「存在感のある監督だ。クリスマスに練習場に戻ったとき、そのオーラを感じた。彼のメッセージの伝え方、それが選手たちをやる気にする。正直で誠実な監督であり、選手たちに何を期待しているか、はっきりと伝える術を持っている」「クロップが指揮する古巣を見ていると、タイトル獲得は約束されたと確信できる」と、同指揮官がいればチームは今後タイトルを重ねていけると太鼓判を押していました。
英各紙によれば、クロップ監督は26日の記者会見でジェラードの言葉を伝えられると、「ありがとう、スティーヴ。そう言うようにと、100ポンドを渡していたからね!」とコメント。
自分を褒めるよう“賄賂”を送っていたとジョークを飛ばしていたということです。