アルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナ氏は2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で指導した愛弟子のバルセロナFWリオネル・メッシへの愛情を公言していますが、実際のところ、かなりの片思いのようです。
アルゼンチンラジオ局「リバダビア」に登場したマラドーナ氏は、W杯南米予選チリ戦で副審に暴言を吐いた問題で、4試合出場停止処分を受けたメッシを再三擁護しています。
10年南アフリカW杯ではアルゼンチン代表で師弟関係を築いた新旧天才ですが、その思いは一方通行のようです。
「メッシと話すよりマウリシオ・マクリ(大統領)と話す方が簡単なんだよ。私は共通の問題で何度も電話をかけている。でも、絶対に返信はないんだ」
マラドーナ氏は切ない思いを吐露しました。
FIFAのジャンニ・インファンティニ会長に直談判で処分軽減の恩赦を取り付けようと必死のお騒がせなマラドーナ氏に対し、メッシは音信不通だそうです。
アルゼンチンで慣用的に使われる母親を貶める暴言を吐いたと報じられています。
「ドレッシングルームや練習場に行けば、その言葉が反射的なものかどうか分かると思うよ。自分はマテラッツィへの頭突きと比べてしまうよ」とマラドーナ氏は語ったそうです。
2006年ドイツW杯決勝では、イタリアDFマルコ・マテラッツィに家族を侮辱された現レアル・マドリード監督のフランス代表MFジネディーヌ・ジダンがヘッドバットを炸裂させました。
暴言以上に罪深い印象がありますが、メッシの出場停止処分よりも1試合少ない3試合出場停止処分に止まっています。
納得感のある発言でメッシ擁護を続けるレジェンドの電話にメッシが応じることはあるのだろうかということです。
まあ、確かにメッシの気持ちもわかるような。。。