元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、J1ヴィッセル神戸への移籍が決まっている盟友のFWルーカス・ポドルスキに別れのメッセージを送りました。独紙「ヴェルト・アム・ソンタグ」に思いの丈を綴ったそうです。
シュバインシュタイガーとポドルスキの2人は2004年6月のハンガリー戦でドイツ代表デビューを果たすなど、若手時代から揃って注目を集めてきました。
2014年ブラジル・ワールドカップでは戦友として優勝も経験し、シュバインシュタイガーが121キャップ、ポドルスキが129キャップを記録してきたそうです。
“ポルディ王子”の愛称で知られるストライカーは23日に行われる国際親善試合のイングランド戦を最後に代表でのキャリアに幕を閉じます。
一足先に代表引退の“シュバイニー”から惜別のメッセージが届けられているそうです。
「親愛なるルーカス、僕らは何年にも渡って友情を分かち合ってきたね」と切り出したシュバインシュタイガーは、自身の代表ラストマッチとなった2016年8月のフィンランド戦の思い出を振り返っています。この試合、ポドルスキは負傷のために欠場していたそうです。
「今でもはっきりと覚えているよ。代表ラストゲームで交代する瞬間、スタンドで僕の家族の近くに君が座っているのを見た。僕の人生に特別な場所をくれた人たちの真ん中、その一人として君がそこにいたんだ」
バイエルン時代にクラブでもともにプレーした経験を持つ二人ですが、現在はシュバイニーがマンチェスター・ユナイテッド、ポドルスキがガラタサライでプレー。
そして、ポドルスキは今夏にJ1神戸への移籍が決まっています。
「君のポジティブさ、心の広さ、そしてとりわけ左足のハンマー。僕だけじゃなく、イングランド、ドイツ、トルコの人々を同じように喜ばせてきた。だからこそ僕は何の疑いも持っていない。君はこれから極東に向かうけど、君なら日本のファンをすぐに“ポルディファン”に変えてしまうだろう」
日本へ渡る親友へエールを送ったシュバイニーは「グッバイ、ポルディ、マイフレンド。またすぐに会おう」と綴り、別れの挨拶を締めくくったということです。
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、来季からJリーグでプレーするルーカス・ポドルスキに地元を紹介しているそうです。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が伝えています。
ポドルスキは先日、ガラタサライからJリーグのヴィッセル神戸への移籍が決定しました。
神戸は香川の故郷でもあり、ドルトムントで活躍する日本人プレーメーカーは「きっと気に入るはず」と語り、以下のように続けています。
「神戸は僕の地元ですけど、海も山もあって、とても良いところです。住むには良いところだと思います。六甲山からの夜景はとても美しいですし、気に入ると思いますよ。文化的なことを学ぶのもいいアイディアですね。いいカフェも多いですし、家族で過ごすには最適です」
また、「ルーカスのような世界的に有名な代表選手がJリーグでプレーするというのは、多くの子どもたちに夢を与えると思う」と話し、ポドルスキの日本入りを喜んだそうです。
一方で、不便な点として交通の問題を挙げ、「ドイツと比べて渋滞は多いですね。車で移動する時はなるべく一つの場所にいたほうがいいです」と話しているということです。
できることなら、シュヴァにこそJリーグに来て欲しかったです!