中国メディア網易体育は、サッカー元ドイツ代表のマルコ・レーマー氏の「中国サッカーはある方面では日本に30年の後れを取っている」と題するコラムを掲載しました。
<以下、マルコ・レーマー氏のコラムより>
昨年行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で、中国の広州恒大は日本の柏レイソルと1-1で引き分けたが、2戦合計4-2でスト4進出を決めた。黄博文という名の中国人選手が、非常に美しいゴールを決め、日本人の夢を打ち砕いた。
細かい点を指摘するなら、広州恒大にはロビーニョやパウリーニョといったプレミアリーグで活躍した選手や、スコラーリというワールドカップ(W杯)優勝監督がいることは驚きだ。そこで思うのは、このように高い費用を払うのはACLに優勝するためだけなのだろうかということ。ロビーニョのレベルはピーク時に遠く及ばないが、中国人選手のトップの2倍以上の金を支払って獲得している。
日本チームに勝利することはある意味、非常に正常なことだ。まず、柏レイソルの助っ人外国人は決して有名ではない。日本はもはやかつてのジーコのように引退に差し掛かった選手を獲得することは重要だと考えていない。中国サッカーはこの点において、日本に30年の後れを取っている。
次に、日本のトップ選手はほとんどが欧州でプレーしている。たとえばドルトムントの香川真司は妖精のようなプレーをする。彼は黄博文のようなスーパーゴールは永遠に決められないかもしれないが、黄博文もドルトムントの主力としてプレーすることはできないだろう。
だが、この試合は純粋なサッカーが見られた気がして非常に面白かった。正直に言うと、私は中国人と日本人を区別するのは難しい。この2つの国に対する最大の印象は、以前、クリスティアーノ・ロナウドがインタビューで「日本人の方が好き」と語っていたことだ。だが、私は北京の方が東京より美しいと思う。
もし中国サッカーが本当にアジアの強者になりたければ、日本に行って芝生の上でサッカーをしている小学生を見ることだ。それは、大金をはたいて獲得したピークを過ぎた選手を見るよりもよっぽど有益に違いない。
本当に日本のほうが好きでいてくれてるのでしょうか?
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