幕末の志士、坂本龍馬が慶応3(1867)年に京都で暗殺される5日前に記した直筆の書簡が見つかったそうです。
高知県が13日午後、発表しました。
約1カ月前に将軍、徳川慶喜が大政奉還したことを受けて福井藩の重臣に宛てた書簡で、文中には「新国家の御家計(財政)」という言葉が使われ、新政府の財政担当者への出仕を懇願しています。
龍馬研究の進展が期待できる一級の史料といえ、研究者は「龍馬が新しい国家の樹立を目指して活動していたことが明確になり、歴史的価値は極めて高い」と評価しているということです。
新たに見つかった坂本龍馬の書簡。当時としては珍しい「新国家」という表現が使われているそうです