フランスの詩人アルチュール・ランボーを負傷させた短銃が11月30日、パリのオークションで43万4500ユーロ(約5260万円)で落札されたそうです。
オークションを開いたクリスティーズによると、落札価格は予想の7倍以上だったということ。
1873年7月10日にブリュッセルのホテルで、ランボーと恋人の仏詩人ポール・ベルレーヌが激しく言い争った挙句、ベルレーヌがこの銃でランボーを撃ち負傷させました。
この6発式のルフォショー銃は、フランス史上最も有名な銃のひとつとも言われています。
いさかいのあった当時、29歳のベルレーヌは妻帯者でランボーは18歳。
口論の末、激しく動揺したベルレーヌは「別れ方を教えてやる!」と叫び、ランボーに向けて2回発砲したとされています。
1発はランボーの手首に当たり、もう1発は壁に当たってから跳ね上がり、煙突の中に入ったということ。
この事件でベルレーヌはベルギーの刑務所に2年間、収監されましたた。
問題の銃は、ベルレーヌが購入したブリュッセルの店に返却され、店が閉店する1981年までそこで保管された後、収集家に買い取られたそうです。
事件後、ランボーはフランス北部の故郷シャルルビルに戻り、代表作の一つ「地獄の季節」を完成させています。
ランボーはその後、アフリカでの火器を売る武器商人になるなど様々な職業を経験した後、37歳で南仏マルセイユで病死したということです。
ランボーとベルレーヌといえば、ディカプリオの「太陽と月に背いて」ですね!

実際のランボーとベルレーヌ。