イタリア・セリエAの強豪フィオレンティーナで、チームの食事に日本食の代表的な存在である寿司が導入されたことが話題を呼んでいるそうです。イタリア紙「レプブリカ」が報じています。
同紙のインタビューに応じたフィオレンティーナの栄養士であるクリスティアン・ペトリ氏は、試合後30分以内に選手たちが必要な栄養素を摂取することの重要性を話し、そこに寿司が理想的なものであるということを語ったそうです。
「試合が終わってから30分以内に、選手たちには炭水化物とタンパク質が3対1の割合になる食事を与えます。もちろん、それは選手それぞれの基礎代謝などの数値によって異なります。そして、それは消化の負担にならないものが望ましいです。そうした観点から、我々は寿司に注目しました。米の炭水化物と、魚の不活性タンパク質の結びつきが理想的なのです。我々のチームでは、サプリメントなどではなく食事を与えることを好みますからね」
フィオレンティーナが本拠地とするフィレンツェは、イタリア中部トスカーナ州の代表的な都市ですが、内陸に位置することもあり地元料理は肉料理が中心です。骨付きのステーキなどを豪快に食べる地方だが、サッカー選手の食事として適切かは疑問が大きいようです。
そうした地域で活動する強豪フィオレンティーナで、栄養バランスの観点から寿司が着目されたということ。 ペトリ氏は他にも、プロテインを練り込んだジェラート(イタリア風アイスクリーム)を考案するなど、さまざまな工夫をしてチームを食事面からサポートしているということです。
寿司パワーすごいですね!