天皇陛下の生前退位などについて検討する政府の有識者会議の初会合が、10月7日から総理大臣官邸で始まりました。
会議では、憲法や皇室制度などの専門家15人程度から、天皇の国事行為や公的行為の在り方、負担を軽減する方策、それに退位に関する考え方など、8項目について意見を聴取する方針が確認されたということです。
その生前退位などについて、的を得たブログがありましたので紹介します。
天皇陛下「お気持ち」の真意/これは政治工作である
1.天皇は神々と国民の仲介者
天皇と国民は古来、一心同体の家族のようなもの。また天皇は古事記からの神々の末裔であるから、国民と神々を仲介し結びつける絆である。天皇は神々の代理として国民を愛し、それゆえに国民は天皇を敬愛する。また天皇の最も大事なおはたらきは憲法に定めた国事行為でなく、数々の伝統的神事である。天皇は神事を通して国民の安寧を祈る。
2.天皇は日本の国柄そのもの
天皇(制)は世界に類のない歴史と伝統をもつ日本の国柄そのものであり、男系男子の皇位継承などに代表される、そのしくみを安易に変えてはならない。
3.象徴天皇には浅薄な意味しかない
憲法でさだめた国民の統合としての象徴天皇との意味付けは、半分正しいが浅薄な意味しかないのであまり重要視しないし、この定義に振り回されるべきではない。
4.天皇皇后両陛下は戦後左翼思想を信奉されている
これまでの数々の護憲的発言や安倍内閣に暗に反対するコメントなどから、間違いないと感じている。また美智子皇后はその人脈、旧友、などからさらに左翼的思想を持っていることは間違いない。
(以上、1の情報源は主に「馬渕睦夫著 日本国体の真実」など、4の情報源は主にブログ「BBの覚醒記録」など)
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今回はあえてネット上の情報をほとんど見ずに自分の感想を書いてみようと思う。
(書き終わったら、ネット上の識者の意見とくらべてみようっと!)
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<天皇陛下「お気持ち」の真意>
(1)徳仁殿下に早々に皇位を継承したい
「お気持ち」の趣旨はこの1点に尽きる。論理的帰結として、陛下は「徳仁殿下に早々に皇位を継承したい」と仰りたいとしか考えられない。なぜなら、早期に退位をしたい。しかし自分が天皇のまま摂政を置くのは反対である。と仰っておられるからだ。
(2)秋篠宮様が摂政になるのを避けたい
ではなぜ現行法で認められている摂政を置くのに反対なのか?陛下は、摂政を置いても天皇が象徴天皇の役割を全うできない状態が続くことにはかわりがない、といった趣旨を述べられているが、矛盾した論法であり、あまり説得的ではない。そのための摂政制度なのだから。ということは、別の真意があるのだろうと考えざるを得ない。考えられるのは、摂政をおく場合、秋篠宮様のほうが断然ご公務を数多くこなされている実績があるから、摂政が秋篠宮様になる可能性が高いこと。それを避けたい。ひいては、皇位継承順位を見直す論議につながっていくのを回避したいということ。
(3)憲法に自ら従属される天皇陛下
全文のなかで「象徴」を8箇所も使用されている。普段のお言葉でもそうだが、あまりにも憲法に従属し過ぎである。現行憲法の成立過程には、アメリカの社会/共産主義者の長年の意向が反映されている史実をご存知ないのだろうか。言うまでもなく、社会/共産主義者イコール天皇制廃止論者であるのに。
陛下の国民を愛し共に歩むお気持ちはひしひしと伝わってくる。この1点は陛下を敬愛するが、なぜ象徴天皇という概念と結び付けて語られるのだろうか?
(4)世論を味方につけて政権を動かそうという手法をとった
生前退位というより実体は「生前皇位継承」なのだが、法的に不可能であることは陛下もよくご存知のはず。そこで、天皇は国政に関する権能を有しない、といいつつ国民の理解を得たい、とおっしゃる。ここもまた矛盾している。そして天皇陛下ご夫妻は安倍政権が嫌いである。これは間違いない。安倍政権が続く限り、生前皇位継承も女系天皇もぜったいに実現しない。そこで国民の世論に訴える手法に出た、と考えるのが自然である。はっきり言って、かなり卑怯な手法である。
小泉政権や民主党時代に、女系天皇の有識者会議などが設けられたが、天皇陛下はなんのお気持ち表明もしていない。女系天皇に賛成だったからだろう。安倍政権になってから、節目節目での護憲発言で政権を牽制する動きが際立ってきたのだ。
(5)かならずライターと黒幕がいる。これは政治工作である。
「お気持ち」全文は非常によく練られている、巧妙である、と感じる。お気持ちの吐露、というより多くの国民の支持を得るのが目的で作られていることが感じ取れる。今回のNHKなどマスコミの先走り報道ふくめ、とても陛下一個人の動きではない。戦略的な政治工作活動だ。文章もたいへん失礼ながら陛下ご自身の手になるものではないのだろうと思われる。黒幕はいくらでも思いつく。まずは美智子皇后。次に雅子妃の父の小和田氏。美智子皇后が頻繁に会っているという左翼的なご学友の女性(名前は忘れた)。
<結論>
これは陛下取り巻きの左翼思想集団による、政治工作である。表面上の目的は、秋篠宮殿下の皇位継承阻止、ひいては悠仁親王の皇位継承阻止である。真の目的は、左翼思想と人脈で皇室を乗っ取り、ひいては日本を乗っ取ることである。真の日本の国柄を守ろうとするならば、今回の一連のうごきは大いに警戒すべきである。
正にこの通りですね!