首都圏で住んでみたい街は?――不動産大手7社(住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス)が運営する新築マンション検索サイト「MAJOR7」の調査によると、1位は2年連続で「恵比寿」だったそうです。
理由については、「交通の便がよい」「飲食店が充実している」「おしゃれ」――などが上位に挙がりました。
2位は「吉祥寺」(前年2位)、3位は「自由が丘」(同5位)、4位は「目黒」(同12位)、5位は「二子玉川」(同7位)――と続きます。
一方、実際に住んでみて良かった街は、1位が「吉祥寺」、2位が「荻窪」、3位が「目黒」「武蔵小杉」――という結果。
「住んでみたい街と比べ、住宅街が選ばれる傾向にある」ようです。
7月8~24日にネットを使って調査し、「MAJOR7」の会員3553人が回答したということです。
興味深い結果ですね!
ちなみに、私は代官山派です
<首都圏で住んでみたい街>
<実際に住んでみて良かった街>
「芦屋ブランド」に異変-!? マンション販売大手による関西の2016年「住んでみたい街」アンケートで、昨年の1位だった芦屋(兵庫県芦屋市)が10位に順位を落としたそうです。
調査開始からの11年間で、1位9回、2位2回と盤石を誇った人気が、なぜ急に揺らいだのでしょうか。
住友不動産(東京)など7社が7月、運営する新築物件サイト「メジャーセブン」の会員を対象に実施し、957人が回答。
関西は2府2県(兵庫、大阪、京都、奈良)の駅から選ぶアンケートで、05年から毎年続けています。
選択肢が152駅から1160駅へと大幅に増えた今年は、新たに加わった西宮北口(西宮市)が、いきなりの1位。
これまでの“常連組”では、同じ阪急沿線の夙川(同市)や岡本(神戸市東灘区)などが上位を守る一方、13、14年を除いてトップだったJR、阪神の芦屋が急落しています。
住友不動産広報部の担当者は「昔からの高級住宅街というイメージが強く、敷居が高いと思われたのかもしれないが、ここまで順位が下がるというのは…」と首をかしげます。
この結果に、芦屋ブランドを支えてきた地元の関係者には戸惑いが広がっているということです。
ちなみにこちらは、2015年8月に発表された 「社長の住む街」ランキングです。
「社長の住む街」は田園調布から赤坂へ――。
東京商工リサーチが興味深い調査を発表しています。
社長の居住地を2003年と2014年で比べてみたところ、「郊外」の高級住宅地からビジネス街や繁華街に近い「都心」にシフトする傾向が鮮明になったのです。
原因を探ると、意外な背景が浮き上がってきます。
企業データベースの「経営者情報」で社長の居住地を調べたところ、2003年(調査対象105万9122社)では首位が田園調布(東京都大田区)と成城(世田谷区)、3位が大泉学園町(練馬区)。このほか7位に奥沢(世田谷区)が入るなど郊外の高級住宅街が上位に多く顔をそろえました。
田園調布は実業家、渋沢栄一氏の田園都市計画に基づいて大正時代に開発され、鉄道駅を中心に放射状に広がる整然とした町並みが有名。
成城は1925年に成城学園が移転して以来、学園都市として発展してきました。
いずれも有名人や富豪が居を構える日本有数の高級住宅地として知られています。
ところが2014年(調査対象267万7491社)になるとランキングが大きく変動します。
首位が赤坂(東京都港区)、2位が代々木(渋谷区)、3位が西新宿(新宿区)、4位が南青山(港区)、5位が六本木(港区)、6位が高輪(港区)となり、都心のビジネス街や繁華街が上位を席巻するようになったのです。
2003年のランキングだと、それぞれ赤坂は20位、代々木は16位、西新宿は100位圏外、南青山は4位、六本木は88位、高輪は18位でした。
南青山を除くと、2003年時点よりも大幅に順位を上げています。
一方、2003年に首位だった田園調布と成城はそれぞれ18位と13位へ、3位だった大泉学園町は36位へ、7位だった奥沢は15位へと対照的に順位をいずれも下げているのが分かります。
都心のビジネス街や繁華街が上昇し、郊外の高級住宅地が低下しているのです。
参考までに2003年と2014年の上位5位の立地を地図上で比べると、「郊外」から「都心」へとシフトする様子がはっきりと読み取れるということです。