ヴァヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は6日、埼玉スタジアムにイラク代表を迎えW杯アジア最終予選の3戦目に臨みました。
試合は途中出場した山口蛍による奇跡的なボレーシュートで、サムライブルーが勝利しています。
日本中を熱くした元ブンデスリーガのセンターハーフによる素晴らしい決勝弾には、ドイツの大手サッカー専門紙『kicker』も舌を巻いているようです。
というのも、このゲームで主役を演じたプレイヤーたちはドイツと決して無縁ではないからです。
決勝弾を挙げたヒーローは日本へ復帰するまでハノーファーに所属し、同じくこの試合で躍動した清武弘嗣も昨季まで同クラブに在籍。
また先制ゴールを挙げた原口元気に至っては、ヘルタ・ベルリンにおいて現在進行形でドイツ人を魅了しています。
そんなサムライたちの活躍を『kicker』が見逃すはずもありません。
“終盤ギリギリにサムライブルーが大勝利”と銘打った同メディアは、オーストラリアや韓国の試合結果と共に日本の辛勝を伝えています。
「野心溢れる日本人が最後の最後にイラクを撃破した。まさに劇的なフィナーレだ。原口の美技によって先制した日本はアブドゥルアミールのヘッドで追いつかれる。ほぼ全ての人間がドローを確信したが、ロスタイムの5分に元ハノーファーの清武弘嗣によるセットプレイから山口蛍がボレーシュートを叩き込み、試合を決定づけた」
UAEを相手にホームで黒星を喫していた日本にとって、このゲームは絶対に負けられない試合でした。
60分に同点とされた瞬間には多くの人々の脳裏に不安がよぎるも、山口のボレーシュートが安堵をもたらすことに。
なお、最高に“野心的”な日本代表は次節、アウェイでオーストラリア代表と対戦するということです。
日本人選手がドイツを去ってもドイツ紙は元ブンデス所属の日本人を応援してくれているようですね!