マンチェスター・シティのMFイルカイ・ギュンドアンが、現在の指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督とドルトムント時代の恩師ユルゲン・クロップ監督の違いについて言及しています。英紙「リバプール・エコー」が報じました。
ギュンドアンは今季、ドルトムントからシティに2000万ポンド(約27億円)で移籍。
17日に行われたプレミアリーグ第5節ボーンマス(4-0)戦では、加入後初ゴールを決めました。
14-15シーズンまで指導を受けた恩師クロップは現在、プレミアの強豪リバプールの指揮官を務めています。
イングランドの地で直接対決を迎えるのは12月31日の第19節と少し先になりますが、ギュンドアンは両指揮官に賛辞を送りつつ、監督としての違いについて独自の見解を示しました。
「両者ともワールドクラスの監督であることに間違いはなく、各々で特別なクオリティーを備えている。ユルゲンはより感情的と言ってしまうのはフェアではないかもしれないが、彼がタッチライン際で一瞬一瞬に生き抜く姿を見れば、ドルトムントが彼の下でなぜ成功を収めるに至ったのか、理解するのは難しくないだろう」
一方で現指揮官のペップに対しては、クロップと同じく情熱家としながらも、試合中に選手に対して解決策を提示することに長けていると強調しました。
「ペップも同様に情熱的だが、タイプが異なる。彼はより天才的だ。試合を読み、あらゆるシチュエーションへの想定に向けて対処するね。彼は僕たちにどのようにスペースを作り出し、解決策を見つけるのかを常に示してくれる。彼のような監督はいない。おそらく世界最高の監督だ」
“ペップ・シティ”がここまで公式戦8連勝中と破竹の勢いを見せる一方で、クロップ・リバプールも強敵アーセナルやチェルシー、昨季王者レスターを撃破し力強さを示しています。
ギュンドアンが絶賛する両監督が、今季のプレミアリーグの主役に名乗りを上げる可能性は十二分にあるということです。
まあ、現在の監督の評価を上にしますよね
プレミアといえば、クロップとペップ、そしてもうひとりモウリーニョがいます。
「スペシャル・ワン(特別な監督)」を自称するモウリーニョですが、サポーターの間では昨季途中解任されたチェルシーで2部降格危機に陥った経緯もあり、 「スペシャル・ワンス(かつてはスペシャル)」と揶揄する声も出ているそうです。
開幕から約1カ月で早くも華麗なパスサッカーを展開するペップ監督への称賛の声は高まり、「モウリーニョではない。ペップこそスペシャル」と、ユナイテッド伝説の闘将ロイ・キーン氏も断言するほどだということです。
2011年から5シーズンを過ごしたドルトムントでは、公私ともに仲の良かった香川らとともに黄金期を築いたギュンドアン。