熊本県のマスコットキャラクター「くまモン」を主人公とした絵本の中国語版が台湾で出版されたそうです。
絵本の舞台は4月の熊本地震で大きな被害を受けた阿蘇地方。
関係者は「絵本をきっかけに台湾の人たちが再び阿蘇に目を向けてくれたら」と期待しています。
絵本は昨年10月に日本で出版された「くまモンとブルービーのなかまたち」。
「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」の葉山祥鼎館長が文章を、葉山さんの長男でスイス在住の画家、ハヤマテイジさんが絵を担当。
くまモンと美術館の蜂のマスコット、ブルービーが阿蘇で友情を育む物語で、子供たちに「出会いの大切さ」を伝える内容となっています。
地震で地割れなど大きな被害を受けた美術館は8日に116日ぶりに再開しましたが、来館者数は震災前に比べ大幅に減少し、海外で最も多かった台湾人の姿も戻っていないそうです。
葉山さんは「地域が復興するまでまだ時間はかかるが、住民がお互いに助け合って生きている今の状況も含めてぜひ見に来てほしい」と語り、台湾の人たちが絵本を通して改めて阿蘇に関心を持ってもらえればと願っています。
絵本は台湾では7月下旬に出版され、今月11日から台北市内で開催中の漫画博覧会でも展示されています。
絵本を手に取った女子大学生は「昨年旅行に行った熊本が大きな被害を受けたのを知ってショックを受けている。熊本の人は親切で良い印象がある。阿蘇にもまた遊びに行ってみたい」と話していたということです。
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台北市内で開催中の漫画博覧会。
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