元米中央情報局(CIA)職員のエバン・マクマリン氏は8日、11月の大統領選に無所属で立候補する意向を表明したそうです。
「正しいことをするのに遅すぎるということはなく、米国民はドナルド・トランプ氏や(民主党候補の)ヒラリー・クリントン氏がもたらすものよりはるかに優れたものを与えられるべきだ」。マクマリン氏はフェイスブックの自身のページにこう書き込みました。
マクマリン氏はCIA勤務の後、共和党下院議員団の政策部長を務めるなど保守系の立場。
共和党内では、大統領候補の実業家ドナルド・トランプ氏に対する反発が根強く、これを取り込んで支持獲得を狙う戦略です。
トランプ氏にとっては、同党支持層の一部を奪われて痛手になる可能性があるそうです。
マクマリン氏は、自身のウェブサイトに発表した声明文で、民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官を「悪徳職業政治家だ」などと非難。
一方で、トランプ氏に関しても「彼に米軍や核兵器の指揮権を委ねるのは極めて無責任だ。(大統領に)選ぶことはできないし、そうしてはならない」と批判しました。
そのうえで「もはや傍観してはいられなくなった」などと立候補の理由を説明したということです。
米国民もトランプ氏とヒラリー氏の二者択一は苦しいでしょうね。
米国の映画監督で俳優のクリント・イーストウッド氏も「大統領候補は、(トランプもヒラリーも)どちらにも熱狂できない」と言っていましたね。
