マーリンズのイチロー外野手は7日(日本時間8日)、敵地でのロッキーズ戦で「6番・中堅」で8試合ぶりにスタメンに名を連ね、7回の第4打席にフェンス直撃の三塁打を放ちました。
メジャー史上30人目の3000安打に到達。
ついに偉業を達成しました。
イチローは6日(同7日)の試合で代打で三塁内野安打を放ち、2999安打として金字塔に王手をかけていました。
歴史的瞬間が訪れたのは7回の第4打席。
2ボールから左腕ラシンのカットボールを振りぬきます。
大飛球がライトへ飛んだ瞬間、観客は総立ちに。
右翼のパーラがジャンプするも及ばず、ボールはフェンスに直撃しました。
イチローは一気に三塁に到達。
福本豊氏の日本記録(115本)を抜いて単独1位となる116本目の三塁打で決めました。
スリーベースでの3000安打達成は、ポール・モリターに続いて史上2人目となっています。
三塁に到達すると、スタンディングオベーションが沸き起こります。
場内のスクリーンで偉業達成が紹介され、ベンチから一斉にチームメートが飛び出しました。
1人1人と抱擁するイチローの顔から笑みがこぼれます。
最後はボンズ打撃コーチと固く抱き合うと、ヘルメットを掲げてファンの大歓声に応えました。
グラウンド上ではロッキーズの選手も拍手を送っていたそうです。
通算3000安打は、アレックス・ロドリゲスに続いてメジャー史上30人目。
米国出身者以外での達成は、ロッド・カルー(パナマ)、ロベルト・クレメンテ(プエルトリコ)、ラファエル・パルメイロ(キューバ)に続いて史上4人目で、北中米出身者以外では初となりました。
イチローは27歳でメジャーでのキャリアをスタートさせており、42歳290日での3000安打到達はリッキー・ヘンダーソンの42歳286日を抜き、キャップ・アンソンの45歳に続く史上2番目の高齢記録となっています。
3000安打はロベルト・クレメンテと並ぶ史上29位タイの記録。
28位はアル・ケーラインの3007安打。
1位はピート・ローズの4256安打。イチローは日米通算では6月15日の敵地パドレス戦ですでにローズを上回り、現在4278安打と“世界一“の記録を誇っています。
また、イチローは現役最多の507盗塁をマークしており、3000安打&500盗塁は、リッキー・ヘンダーソン、ルー・ブロック、タイ・カッブ、エディー・コリンズ、ポール・モリター、ホーナス・ワグナーに続いてMLB史上7人目。
デビューから16シーズン目での達成はピート・ローズと並んで史上最速ということです。
おめでとう!&ありがとう!