マンチェスターＵのルイス・ファン・ハール監督は現地時間28日、FAカップのダービー（２部）戦へ向けた記者会見の席上で、英メディアの最近の報道を非難したそうです。
23日のプレミアリーグ・サウザンプトン戦で０対１と敗れたマンＵ。
地元メディアは試合後、ファン・ハール監督が辞任を申し出たと報道していました。
これを受け、同監督は会見の場で「不愉快であり、無礼だと感じている」とコメント。
相次ぐ退任報道に不快感を示すと、「私はすでに３度解任されているようだが、まだここにいる」と、報道の不正確さを指摘したそうです。
とは言え、同監督は29日のFAカップでダービーに敗れれば、いよいよ指揮官の座が危うくなるとの覚悟はあるようで「これ以上負けるわけにはいかない。4度目の解任をされてしまうからね。その場合、あなたたちが書くことは真実になるかもしれない。それは起こり得ることだからだ」と述べていたそうです。
ファン・ハール監督はさらに、エド・ウッドワード上級副会長から「素晴らしい」サポートを受けていると話し、辞任を申し出たという報道を否定。
上層部からのサポートについて「非常に強いプレッシャーだ。首脳陣からこのような信頼を示されると、『次が最後の試合だ』と通告されるより、はるかにプレッシャーを感じる」と表現し、解任圧力よりも上からの信頼こそが意欲に繋がると語ったそうです。
直近13試合でわずか３勝しか挙げておらず、プレミアリーグでは５位に甘んじているマンＵ。
ファン・ハール監督のスタイルはリスク回避を第一とするもので、サポーターは退屈だとうんざりしているということです。
昨年１２月にチェルシーの監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏が、マンチェスター・ユナイテッドに６ページにわたる就任嘆願書を渡したと、２３日付の英紙インディペンデントが報じました。
手紙でモウリーニョ氏は、名門クラブを率いたい気持ちを伝え、どのようにチームを強化していくかプランも提示。
クラブの伝統である攻撃サッカーに、自分の哲学を合わせることを約束したほか、補強の候補選手や育成に力を入れることなども明記されているということですが、どうなるんでしょうね！
