天皇、皇后両陛下が皇族方や三権の長らから新年のお祝いを受けられる「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿で行われました。女性皇族方は4年ぶりにティアラを着用して臨んだといいます。2日に皇居で予定されていた新年一般参賀は、石川県で起きた最大震度7の地震を受けて中止となったそうです。
宮内庁によると、両陛下は地震の被害に心を痛め、人命の救助や消火活動などが一刻も早く進むことを願っているといいます。
1日は午前中、秋篠宮ご夫妻ら皇族方が両陛下にお祝いを述べた後、三権の長や閣僚らによる祝賀が行われました。天皇陛下は「新しい年を共に祝うことを誠にうれしく思います。年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」とあいさつしたそうです。参院議長は体調不良で欠席しました。
午後には、日本に駐在する各国大使らによる祝賀が行われました。
女性皇族方は2021年からコロナ禍に鑑み、両陛下の意向でティアラ着用を控えてきたそうです。感染症法上の位置付けが「5類」に移行し、多くの人が日常生活を取り戻しつつあることを考慮し、復活が決まったといいます。
愛子さまは新年祝賀の儀では初めてティアラを着用。21年の成年行事の際と同様、叔母の黒田清子さんが使っていたものを借りたそうです。儀式後には、上皇ご夫妻へのあいさつのため、車で赤坂御用地(東京都港区)内の仙洞御所を訪れました。
閣僚や国会議員、各国大使らの配偶者も出席できるようにしたため出席者数は計約370人で、昨年より大幅に増えたということです。
何というか、令和は不吉ですよね。。。
秋篠宮妃・紀子さまが昭和天皇の命日に行われた午後の儀式を体調不良のため欠席されたそうです。
昭和天皇の命日の7日、皇居では午前と午後に儀式が行われ、天皇陛下や秋篠宮さまら皇族方が出席されました。
一方、紀子さまは数日前から胃腸の調子が悪いため侍医の助言を受け、午後に行われた「御神楽の儀」を欠席されたと宮内庁が発表しました。
午前に行われた「皇霊殿の儀」には装束を着る支度の時間を短くして臨まれたということです。
秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが8日、手話による狂言を鑑賞されたそうです。
佳子さまがご覧になったのは、黒柳徹子さんが理事長を務める社会福祉法人トット基金が主催し、日本ろう者劇団が演じる手話狂言。
今回は43回目の公演で、佳子さまが鑑賞されるのは4回目といいます。
当初は、紀子さまと一緒にご覧になる予定でしたが、紀子さまは数日前から胃腸の調子が悪く取り止められたということです。
宮内庁は新年にあたり、皇室の新たな映像を公開するとともに、天皇陛下の感想を発表したそうです。
天皇ご一家の映像にはお住まいの御所で、今年の干支(えと)にちなんだ辰(たつ)の置物をご覧になる様子などが映されています。
天皇陛下は新年にあたり、感想を出し「世界各地で、戦争や紛争により、多数の人々の命が失われていることに心が痛みます。平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じています」、「今年も、人々がお互いを思いやりながら支え合うことを願い、新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」などとつづられました。
ご一家は1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」に臨まれますが、皇后さまや愛子さまら女性皇族は、新型コロナを巡る社会情勢で控えていたティアラを4年ぶりに着用されるということです。
秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが12月29日、29歳の誕生日を迎えられたそうです。
29歳の誕生日にあたり、宮内庁は佳子さまが振袖姿でお住まいの赤坂御用地を散策される映像を公開しました。
佳子さまは11月、4年ぶりの外国訪問となるペルーで、日本との外交関係樹立150周年を記念する式典や大統領の表敬にも振袖姿で臨まれたといいます。
国内では新型コロナウイルスの行動制限が緩和されたことなどを受け、佳子さまはこの1年間で宮中祭祀(さいし)などの皇居訪問も含め、東京都内で行われた行事に58回、地方には10回出向かれたそうです。
手話のスピーチコンテストやジェンダー平等に取り組むイベントなどで、佳子さまは「誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらが当たり前の社会になることを願っています」と繰り返し述べられたということです。