現地時間3月4日(金)にケンジントン宮殿で写真展「Life Through a Royal Lens」が開幕。19世紀から現在に至るまでカメラが捉えたロイヤルファミリーの表情から、彼らの素顔や君主としての姿を探っていくというのがテーマ。この展覧会でダイアナ元妃の未公開ポートレートが展示されています。写真展の主催者がインスタグラムに投稿していました。
これは1988年に王室写真家のデヴィッド・ベイリーが撮ったもの。当時妃は27歳でした。ナショナル・ポートレート・ギャラリーの依頼で撮影されましたがベイリー個人のアーカイブにだけ残されていて、これまで公の目に触れたことはなかったそうです。主催者は「元妃が王室写真家としてベイリーを起用したのは彼の大胆でミニマルな撮影スタイルで、写真による新たなアイデンティティを自分のために確立したかったから」と紹介。妃がこれまでとは違う自分をベイリーの写真で表現することを望んでいたと説明します。
展覧会の開催を前にこれまでロイヤルファミリーたちを撮影してきた著名なフォトグラファーたちのコメントも公開されているそうです。ランキンは「エリザベス女王が入ってきた瞬間にパワーが雪崩のように押し寄せてきた」と話します。
クリス・ジャクソンは「王室のどんな行事でもフォトグラファーとしての私にはその日を言い表すような瞬間がある。それはその日のイメージを定義する1枚になる。翌日の新聞で私たちが見るのはそういう写真だ」と語っています。展覧会ではエリザベス女王とフィリップ王配の未公開ポートレート、キャサリン妃が撮影した子どもたちの写真なども展示されているということです。
ダイアナ妃、ご存命であれば60歳。
見てみたかったです。
ロンドンのケンジントン宮殿では3月4日(現地時間)から、カメラが捉えたロイヤルたちの姿を紹介する写真展、「Life Through a Royal Lens」が開催されているそうです。
この展示会では初めて、1997年に36歳で悲劇的な死を遂げたダイアナ元妃の驚くほど美しいポートレートが公開されています。27歳だった1988年に撮影されたというそのモノクロの写真には、エレガントなワンショルダーのドレスを身に付け、ティアドロップのイヤリングをつけたダイアナ妃の横顔が収められているといいます。
ナショナル・ポートレート・ギャラリーの依頼を受け、ツイッギーやビートルズなどの写真で知られるフォトグラファーのデヴィッド・ベイリー氏が撮影したというこの写真は、これまでプライベートコレクションの1枚として、ベイリー氏が保管していものだそう。
インスタグラムにこの写真を投稿したケンジントン宮殿はキャプションのなかで、「ダイアナ妃がフォトグラファーにベイリー氏を選んだのは、その大胆かつミニマリストのスタイルのため」と説明しています。
この秘蔵写真は、公開されるとすぐにロイヤルファンたちの間で、「キャサリン妃の40歳の誕生日記念のポートレートにそっくり」と話題になっているそうです(その記念写真も、ナショナル・ポートレート・ギャラリーが撮影を依頼)。
あるファンは、「……キャサリン妃は、この(ダイアナ妃の)写真を見ていたのかな?『キャサリン妃40歳記念』のポートレートとこの写真は、まるでコピーアンドペースト」とツイート。
さらに、「私たちが思う以上の、何か深い意味があるのではと考えてしまう……」とつづっています。
話題になっているキャサリン妃の写真は、フォトグラファーのパオロ・ロベルシ氏が撮影した3枚のうちの1枚。モノクロのその写真では、ふんわりとしたシフォンのドレスを着たキャサリン妃が横向きに座り、まさに未来の王妃らしい雰囲気を漂わせています。
ダイアナ妃から譲り受けたダイヤモンドとパールのドロップイヤリングと、アイコニックなサファイアの婚約指輪(これも、もとは亡き義母のもの)をつけているそうです。
残念ながら、ダイアナ妃に会うことはできなかったキャサリン妃ですが、義理の母に対して抱く尊敬の気持ちについては、以前から明らかにしているといいます。2010年にウィリアム王子との結婚を前に受けたインタビューでは、「ぜひともお会いしたかったと思っています。インスピレーションを与えてくれる、尊敬すべき女性であることは間違いありません」と語っていたということです。
「Life Through a Royal Lens」
プリンセスマーガレット(1930-2002)、19歳。
ダイアナ妃とキャサリン妃。
<亡きダイアナ妃の人生>
1967年
1980年
1981年
1982年