イングランド勢同士の対決となった今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は、チェルシーが1-0でマンチェスター・シティーを下し、9季ぶり2度目の優勝を飾ったそうです。
同様に、異国の地から手に汗を握りながらCL決勝を観戦していた男がいました。元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック(44)です。レーバークーゼンやバイエルン・ミュンヘンなどで活躍し、チェルシーには06年から4シーズン所属しました。09-10年シーズンにプレミアリーグを制し、FA杯では3度優勝を飾ったそうです。
そのバラックが、どうしたことかパーティー文化で有名なスペイン・イビサ島のキャバレーで、自身のスマホで試合を観戦している姿が、複数の英メディアで報じられました。バラックの目の前では、セクシーな衣装の2人の女性がダンスを繰り広げていましたが、バラックは完全に無視。一瞬たりともそちらに目を向けることなく、真剣な表情で試合に見入ったそうです。チェルシーの勝利が決まると、ようやくリラックスした表情に戻り、パーティーを楽しんだといいます。
バラックほどの大物OBであれば、現地ポルトで決勝を観戦することもたやすかったに違いありません。ただ素晴らしいキャリアを誇るバラックには、最後の1戦(1節)で優勝を逃した経験が何度もあります。レーバークーゼン時代の01-02年シーズンには最終節でドルトムントに優勝を譲り、同じシーズンのドイツ杯決勝ではシャルケに敗れました。同シーズンの欧州CL決勝でもレアル・マドリードのラウル、ジダンにゴールを決められて1-2で惜敗したそうです。
02年ワールドカップ(W杯)日韓大会では出場停止のために決勝でプレーできず、ドイツはブラジルに0-2で敗れました。チェルシーに所属していた07-08年シーズンも、最終節でマンチェスター・ユナイテッドに優勝をさらわれたそうです。何より、クラブとして初進出した同シーズンの欧州CL決勝でマンチェスターUに1-1からのPK戦で敗れているのです。
そんな過去があるから、バラックはあえてチェルシーに近づかず、遠くから古巣に声援を送っていたのかもしれません。または単純にリゾート地でパーティーを楽しみたかっただけかもしれませんが…。いずれにしてもOBとしてチェルシーの欧州制覇を心から喜んでいたことは間違いなさそうだということです。
バラック、すっかり元気になったみたいで安心しました。
てか、なぜにキャバレー?
解説とかして欲しいです。
欧州最高峰の若手見本市に日本にルーツを持った若者が参加することになったそうです。
ドイツ・サッカー連盟は現地時間5月30日、翌日から開催されるU-21欧州選手権決勝ラウンドに臨むメンバーの変更を発表。デュッセルドルフ(ドイツ2部)のアペルカンプ真大が追加選出されました。
アペルカンプは2000年にドイツ人の父と日本人の母の下で東京に生まれ、中学生年代の2013~15年には三菱養和のジュニアユースでプレー。その後は父親の仕事の都合でドイツへと渡り、デュッセルドルフの下部組織に所属していたそうです。
ドイツの地で順調に成長を続けたアペルカンプは、20年9月に19歳でトップデビュー。その後は攻撃的MF、セントラルMF、ウイングなど様々なポジションで起用され、着実に出場機会を増やしました。シーズン終盤には4試合連続ゴールをマークするなど、いまやチームに欠かせない存在となっているそうです。
そんな活躍ぶりを見たドイツU-21代表のシュテファン・クンツ監督は5月28日、U-21欧州選手権に向けた事前合宿に追加招集。
あくまでも最初は予備登録の扱いでしたが、29日に行なわれたブンデスリーガの昇格/降格プレーオフでホルシュタイン・キールのヤニ・セラが負傷したため、大会前日に急遽メンバー入りを果たしたそうです。
U-21欧州選手権は、2年に一度開催される世代別の大会としては欧州最高峰の舞台として知られています。しかも今回は1998年以降生まれの選手が対象の大会で、2000年生まれのアペルカンプはいわば“飛び級”だということです。