秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまは6日、14歳の誕生日を迎えられたそうです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による休校期間中にはオンラインで授業を受け、夏休み中はご夫妻とともに感染症の社会に与える影響について専門家の話に耳を傾け、理解を深めたといいます。
悠仁さまはお茶の水女子大学付属中(東京都文京区)の2年生になりました。宮内庁によると、休校になった2~6月は秋篠宮邸(東京都港区)でオンライン授業や関心のある生き物の自主研究などに取り組んだそうです。夏休みは約2週間となりましたが、国際日本文化研究センターの磯田道史准教授から、インフルエンザ「スペイン風邪」が流行した大正期の国内状況について話を聞くなど、四つの分野の専門家から新型コロナ関連の説明を受けたそうです。また、ウェブ開催となった全国高校総合文化祭の開会式は、工夫を重ねて活躍する高校生の姿をライブ配信で視聴しました。
誕生日に合わせた天皇、皇后両陛下や上皇ご夫妻へのあいさつは、感染状況を考慮して今年は控えることにしているということです。
悠仁さま、お健やかに成長されていますね!
秋篠宮妃・紀子さまが11日、54歳の誕生日を迎えられたそうです。
紀子さまは、54歳の誕生日に合わせて、報道陣からの質問に文書で回答を寄せられました。
その中で、新型コロナウイルスについては、「医療従事者や社会を支えるさまざまな人々に深く感謝しております」と綴られたそうです。
一方、小室圭さんとの結婚が延期になっている長女の眞子さまについては、「対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと考えています」としたうえで、「長女の気持ちをできる限り尊重したい」との考えを示されました。
次女の佳子さまの結婚や将来についても触れ、「話し合う機会があった際には、本人の考えに耳を傾け、対話を大事にしていきたい」とされているということです。
秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまは16日午前、日本橋三越本店(東京都中央区)を訪れ、「第67回日本伝統工芸展」を鑑賞されたそうです。
新型コロナウイルスの影響で行事の延期や中止が続いており、眞子さまの外出を伴う公務は8カ月ぶり。
主催する日本工芸会の総裁を務める眞子さまは、担当者の説明を聞きながらマスク姿で作品を見て回ったそうです。総裁賞に選ばれた漆箱の前では「厳しい会津の冬の情景がよく表れていますね」と話したといいます。
午後には授賞式にも出席し、総裁賞を受賞した須藤靖典さん(65)=福島県会津若松市=に「おめでとうございます」と賞状を手渡したということです。
上皇さまは11日、皇居内の生物学研究所でハゼの研究のため、皇居を訪問されたそうです。この日は上皇后さまも宮内庁病院で定期健診などのため、同行されました。3月に皇居内の御所から仮住まい先の仙洞(せんとう)仮御所へ転居後、ご夫妻がそろって皇居を訪問されるのは初めて。
午前10時すぎ、皇居・乾門を車で通過する際には、ご夫妻はマスク姿で車の窓を開け、会釈をして沿道の人に応えられたそうです。
その後、車は生物学研究所を経由し、上皇后さまはお一方で宮内庁病院へ入られました。
側近によると、上皇后さまは今後、上皇さまの研究のための皇居ご訪問に合わせて、数回に分けて宮内庁病院に通われる見通し。
今回の定期健診では、昨年6月に受けた白内障の手術と、同年9月の左胸の乳がん摘出手術の経過観察のための検査も受けられるということです。
16日夜、皇居・宮殿では菅総理大臣の親任式と閣僚の認証式が行われたそうです。
16日午後6時過ぎから皇居・宮殿「正殿松の間」で行われた親任式では、天皇陛下から「内閣総理大臣に任命します」とお言葉があり、安倍前総理大臣から菅新総理大臣に任命書が渡されました。陛下が総理大臣を任命されるのは初めてです。
引き続き、午後7時半過ぎからは、閣僚の認証官任命式、いわゆる認証式が行われたそうです。菅総理から各大臣に辞令書が渡され、陛下は、ひとりひとりに「重任ご苦労に思います」と声を掛けられました。
儀式を経て、菅内閣が正式に発足し、皇居を出発する前にはそろって写真撮影が行われたということです。
安倍晋三前首相は19日午前、自身のツイッターで東京・九段北の靖国神社を同日参拝したと明らかにしたそうです。「16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告した」と投稿しました。関係者によると「前内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳したそうです。
安倍氏は第2次安倍政権発足から1年の2013年12月26日に靖国参拝しました。当時は約7年ぶりの現職首相の靖国参拝に中国や韓国が強く反発し、米国は「失望」を表明したそうです。
安倍氏はその後、首相在任中は参拝せず、春と秋の例大祭に真榊(まさかき)とよばれる供物を、終戦の日に玉串料を私費でそれぞれ奉納しました。
韓国外務省は19日に「深い憂慮と遺憾」を表明するとの報道官論評を発表。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は首相退任直後の安倍氏の靖国参拝を速報で伝えたそうです。
安倍晋三首相は16日午前には、第2次安倍内閣発足以降の7年8カ月について、「政権奪還以来、経済再生、国益を守るための外交に一日一日全力を尽くしてきた。この間、さまざまな課題に国民とともにチャレンジできたことは私の誇りだ。全ては国民のおかげで心から感謝申し上げたい」と述べていました。内閣総辞職を前に、首相官邸で記者団に語ったそうです。
安倍氏は16日午後の臨時国会で第99代首相に選出される自民党の菅義偉総裁について「菅内閣にも力強い支援、理解をたまわるようお願いしたい」と述べ、自身の体調については「薬の効果もあり、順調に回復している。一議員として菅政権を支えていきたい」と語りました。
2006~07年の第1次内閣を含む首相の通算在任日数は3188日、12年12月の第2次内閣発足以降の連続在任日数は2822日でいずれも歴代最長だということです。