英国のエリザベス女王が２１日、満９０歳の誕生日を迎えました。
歴代君主の中では最高齢で、国民の人気も高い。
公式の誕生式典は６月ですが、実際の誕生日に合わせて祝賀行事が行われます。
女王は夫のエディンバラ公とともに２０日、一連の行事の一つとしてロンドン郊外のウィンザー城近くの郵便局を訪れたそうです。
今年で開業から５００年を迎える英国郵政公社は誕生日に合わせて記念切手を発行しました。
誕生日の２１日夜には、同城で英国の結束を表すかがり火に女王自身が点火します。
かがり火は、かつて英国で連絡手段として使われ、英国内と英連邦諸国など世界中の１０００カ所以上で同時に燃やされます。
女王を中心とする王室は国民から広く支持されています。
調査会社「ＩｐｓｏｓＭＯＲＩ」が１５日に発表した世論調査によると、女王に長く在位してもらいたいと思っている割合は７０％。
女王が重要な役割を担っているとするのは７５％と、ダイアナ妃が亡くなった翌年１９９８年の６６％から回復しているそうです。
調査データを分析した英キングスカレッジ大のモーティモア教授（政治分析学）は「英国人は保守的で、（祖国の）歴史や遺産とともに女王や王室にも誇りを持っている。また、女王や王室が、君主でありながらも政治と一定の距離を置いていることも支持されている要因だ」と話したということです。
お健やかに・・・
英国郵政公社がエリザベス女王の誕生日に合わせて公開した王室の写真（バッキンガム宮殿で２０１５年夏）
女王＆王位継承者３人との記念写真。
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エリザベス英女王、90歳の記念に孫やひ孫たちと写真。
ひ孫5人と孫2人に囲まれたエリザベス女王。アニー・リーボビッツ撮影。左から、セバーン子爵ジェイムズ殿下、レディ・ルイーズ・ウィンザー、（女王のハンドバッグを持った）ミア・ティンドルさん、（女王の膝に）シャーロット王女、アイラ・フィリップスさん、ジョージ王子、サバンナ・フィリップスさん。 
