2019年も残すところわずかとなりました。今年も、たくさんのヒットドラマが生まれ、魅力的な主人公たちがお茶の間を賑わしてくれました。
そこで、女子SPA!では「2019年一番面白かったドラマ」を30~40代女性200人に聞いてみました(※)。視聴率とは必ずしも一致しない結果ですが、ランキングで見ていきましょう。
今年放送された中で「面白かった」と印象に残っているドラマは?(複数回答)
10位 俺の話は長い <日本テレビ> 13.5%
9位 家売るオンナの逆襲 <日本テレビ> 15%
8位 偽装不倫 <日本テレビ> 15.5%
7位 まだ結婚できない男 <フジテレビ> 16.5%
9位には『偽装不倫』がランクイン。漫画『東京タラレバ娘』(講談社)でおなじみの、東村アキコの新作漫画をドラマ化した作品です。
32歳で独身の主人公・濱鐘子(杏)が、旅先で出会った伴野丈(宮沢氷魚)に既婚者だと嘘をつき、恋が始まるというストーリーでした。妙齢女子のリアルを描かせたら右に出るものはいない東村の原作マンガをもとに、ドラマの中では名言が続出。「恋をするために嘘をついたけど、幸せになるためにもう嘘はつかない!」等、不器用ながらも真っ直ぐに人を愛する鐘子の姿にSNSでは共感の声が相次ぎました。
7位にランクインしたのは『まだ結婚できない男』。2006年に放送された、『結婚できない男』の続編として13年ぶりに放送されました。
50歳をすぎて独身を謳歌する主人公・桑野信介(阿部寛)は皮肉屋で独善的。しかし、どこか憎めない愛嬌のある役柄を阿部が好演しています。「結婚」という普遍的なテーマに正面からぶつかり、心温まる展開と阿部の爆笑の演技で続編も人気となりました。
6位 おっさんずラブ-in the sky- <テレビ朝日> 17.5%
5位 わたし、定時で帰ります。 <TBS> 18%
4位 ドクターX ~外科医・大門未知子~ <テレビ朝日> 19%
6位にランクインしたのは『おっさんずラブ-in the sky-』。2016年に放送された、『おっさんずラブ』の続編として今期に放送されました。前作はツイッターのトレンドで1位になるなど、社会現象を巻き起こし絶大な人気を誇っています。
主人公役の田中圭(35)とヒロイン役の吉田鋼太郎(60)はそのままに、舞台を航空会社に移して千葉雄大(30)、戸次重幸(46)を加えての複雑な恋愛模様を繰り広げました。ギャグ要素を交えつつも、恋愛を超えた人間愛を描いています。
5位は『わたし、定時で帰ります』。過去にトラウマを抱え、以来『必ず、定時で帰る』というモットーを貫く主人公・東山結衣を吉高由里子(31)が演じています。
ドラマには、キャリア志向のワーキングマザーやパワハラ上司、非効率な働き方を続ける同僚など、「こういう人、実際にいる!」と思わず唸ってしまうような人物が登場。彼らを通じて、現代の日本の職場で起きている問題が浮き彫りになっています。「働き方改革」が叫ばれる中で、社会問題に切り込んだストーリーに共感した視聴者も多かったのではないだろうかということです。
わたくしすっかり田中圭沼に落ちてしまいました