天皇陛下が「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的な儀式、「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」に参列した人たちを招いて催される饗宴「大饗の儀(だいきょうのぎ)」の2回目が18日、皇居 宮殿で行われたそうです。
「大饗の儀」は「大嘗祭」の中心的な儀式の1つで、宮殿の「豊明殿」で2回に分けて行われます。
2回目の18日は、京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授や、日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏、作家の林真理子氏らが出席。地方自治体の代表や各界で功績を挙げた人などおよそ280人も参列し、天皇陛下は正午すぎに皇后さまと「豊明殿」に入られたそうです。
そして「この機会に、国民の幸せと国の一層の発展を祈ります」などと、おことばを述べられました。
続いて、参列した人たちとともに栃木県と京都府の「斎田(さいでん)」で収穫された米で造られた「白酒(しろき)」と「黒酒(くろき)」と呼ばれる濁り酒を口にされたそうです。
このあと栃木県と京都府の特産品が披露され、収穫された米やお祝いの料理に箸がつけられました。
舞台では、宮内庁の楽部によって「風俗舞(ふぞくまい)」と呼ばれる舞楽なども披露されたそうです。
18日の「大饗の儀」で「大嘗祭」の中心的な儀式は終わり、天皇陛下は来月4日、皇居の宮中三殿で関係する儀式に臨むなどして、即位に伴うすべての儀式を終えられるということです。