下天皇皇后両陛下が恒例のウィーン少年合唱団の来日公演を鑑賞し、少年たちの澄んだ歌声に耳を傾けられたそうです。
両陛下は14日午後1時半ごろ、東京・新宿区のコンサートホールに姿を見せ、観客からの大きな歓声と拍手に笑顔で応えられました。お二人はウィーン少年合唱団の来日公演を皇太子ご夫妻時代から度々、鑑賞されていて、お二人そろっての訪問は4年連続となったそうです。
今年は日本とオーストリアの国交樹立150周年で、記念プログラムとして上皇ご夫妻ゆかりの曲「歌声の響」や「ねむの木の子守歌」など20曲以上が披露されました。オペラグラスを使って熱心に鑑賞した両陛下は、公演の後には合唱団のメンバーらと懇談されたということです。
スケジュール表は真っ白だったのに、またドタ出ですか
新潟県上越市は15日から、天皇陛下が親王時代に留学先でサインされた演奏会のプログラムを「日本スキー発祥記念館」で展示するそうです。上越市でスキーを指導し、日本にスキーを伝えたとされるオーストリア・ハンガリー帝国のレルヒ少佐との縁で寄贈につながりました。文化行政課は「スキーやオーストリアとのつながりを感じてもらえれば」と話しているそうです。
サインを所有していたのは、レルヒ少佐の次女ヘラ・ホリヤーさん(故人)。英国在住のホリヤーさんが、同国に留学中だった当時親王の天皇陛下から、ビオラ演奏会のプログラムに直接書いていただいたといいます。プログラムの表紙には、サインされた時期とみられる「1985」とのメモ書きがあるそうです。
その後、ホリヤーさんが来日した際、長年親交があった上越市の羽尾勇さん(74)にサインを託しました。天皇陛下の即位を機に寄贈を決めた羽尾さんは「レルヒさんとは切っても切れない縁がある。上越にサインがあるのを見てもらえればうれしい」と語ったということです。