フジテレビが4月30日に元号またぎで放送した特番「FNN報道スペシャル 平成の“大晦日(みそか)”令和につなぐテレビ」で総合司会を務めたタモリ(73)のコメントが注目を集めているそうです。
6時間半の生放送番組エンディングでコメントを求められたタモリは「西暦というものが、ずっと(続く)本のページ数だとすれば、元号というのは日本だけが持っている『章』。その章があるから(時代の)切り替えができますよね」と自身の考えを述べました。
放送後、令和を迎えた5月1日にネット上ではタモリの発言が注目を浴び、「元号についての捉え方、タモリさんの話がとってもわかりやすい」「タモリさんの話聞いて、しっくりきた」「この考え方いいな」「さすがタモリさん」などの声があったということです。
仮に本から章がなくなってしまえば読みにくいことは明白。それと同じように私たちの人生も元号がなくなれば無味乾燥なものに傾いてしまうことが予想される、ということでしょうか。

何れにせよ日本人にとって”元号”は特別なものではありますよね。
それを証明するかのように、改元前後には SNSにネタ投稿が続出していましたね。
漫画家の森下真さんがTwitterに投稿した作品(ついに終わりを迎えた平成を「擬人化」したイラスト)は、「泣いちゃう」「心に刺さる」「ありがとう平成、よろしく令和」などというリプライが相次いでいたそうです。
「元号を全うした『平成』が我々に向かって『それじゃあな、元気でな』と去っていき、先代元号たちと共に歴史の中に解け込んでゆくーー」
5月1日0時ちょうどに投稿されたのは、そんなイラスト。14万リツイート、44万いいねされるほど話題を呼んでいて、「泣いちゃう」「心に刺さる」「ありがとう平成、よろしく令和」などというリプライが相次いでいるということです。
4月29日は、平成最後の「昭和の日」でした。新しい時代を目前に控え、Twitterには、千載一遇の機会をとらえた人たちの投稿が相次いでいました。
それは...
平成最後の昭和の日に、大阪市にあるJR大正駅で、明治のR-1を飲む、というもの。
明治のヨーグルト「明治プロビオヨーグルトR-1」は、「令和元年」がアルファベット表記で「R1」になることから、新元号発表直後からネット上で話題になっていました。
平成の終わりを祝うためか、新しい時代に向けたゲン担ぎなのか...。
平成最後の昭和の日、大正駅で、明治のR-1を飲む人たちがなぜか続出する事態に。元号だらけで、なんだか縁起がいい気がします。
TwitterユーザーのegnargaL6-10131さんが投稿した「R-1」の写真は9万回以上「いいね」され、リツイート数は4万件を超えているということです。
そんな中、日付含めなるべく多くの元号を写真に収めようとした人も。J-CASTニュースは2019年4月29日、全部で11元号を収めることに成功した「香風まめもち隊(@KafuChino_HK50)さん」に話を聞いたそうです。
香風まめもち隊さんは4月29日11時34分に以下のようなツイートをしていました。
「【有言実行】平成最後の昭和の日の11:34(文化放送のAM周波数)大正駅に明治のR-1とアイスと天保山,山地元治,慶応大学の画像と天文学書とJR河内永和の時刻表飾りましたよ」
ツイートの投稿時刻「11時34分」は文化放送(文化)のAM周波数である「1134kHz」からきています。投稿はR-1(令和)とアイス(明治)、天保山(天保)山地元治(元治)、慶応大学(慶応)の画像と天文学書(天文)、JR河内永和駅(永和)の時刻表を手にした香風まめもち隊さんの写真が掲載され、「平成」「昭和」「大正」を足して11元号を揃えたことになるということです。
ある文字を180度回転をさせたり反転させたりしても文字として認識できるデザイン手法を”アンビグラム”と言いますが、そのアンビグラムの技法を使って、「平成」と新元号「令和」のどちらでも認識できる文字が話題になっています。
このアンビグラムを作成したのは画家でアンビグラム作家の野村一晟( @IsseiNomura )さん。アンビグラム関連の著書が多数あり、様々なメディアでも紹介されている作家さんdということです。
その後、野村さんは「令和」が鏡に映ると「平成」になるアンビグラムも公開。

過去に「昭和」をひっくり返すと「平成」になるアンビグラムを作成したことがあった野村さん。